最近僕は大人のムードたっぷりの邦楽アーティストを聞いていなかったような気がする。
そうした中でJ-Jazzの若手実力派としてこのアルバムを発表したIrohaさんはかなりムーディさを感じさせ、
同時に円熟さ、艶っぽさも感じさせる。
1曲目から9曲目がカヴァー作品でModern Jazzのアレンジがされた作品である。女性Jazz SingerであるBEI XUよりも
「太い声」の持ち主であるなあと1曲目から感じさせられた。この「太い声」がとてもSoulfulな香りを発揮していて
Modern Jazz Partのすべての曲でとても輝いている。Michael Jacksonの2曲目も魅力的だし、Stingの3曲目も
ご本人に聴かせることをおすすめしたいと感じた次第。Satchmoの7曲目はライブの時はぜひこのアレンジで
歌ってほしいと感じさせた。TOKUさんともライブをされているようなので是非TOKUさんの Flugelhornとあわせて聞きたいね。
でも、僕がそれ以上にすごいなあと感じたのは10曲目(Irohaさん本人の曲)と11曲目のオリジナルである。
Omar Hakim(Drums and Fender Rhodes)がバンドメンバーに加わったこの2曲はまるでAl Jarreauの曲みたいにぴったり来る。
このSmooth Jazz meets Vocalの曲調がとてもIrohaさんの「太い声」にあっている様に感じるのは僕だけだろうか。
Soulfulな歌声であるのだから、次作はさらにこの路線を推し進めて欲しいと感じるSmooth Jazz好きの意見である。
弩級の新星のアルバム、おすすめいたします。