前作「ONE」に続き、BONNIE PINKは信頼できる何人かのミュージシャンにプロデュースをまかせており、それぞれのミュージシャンが自分の特徴を出しつつBONNIE PINKの良さを引き出しています。
特筆すべきは「ONE」に参加したギタリストのJames Bryanが本作でも4曲をプロデユースしていることです。この人は「ONE」の中の「Get on the Bus」という曲でしびれるような名演をしていますが、この人がBONNIE PINKの曲をプロデュースすると、BONNIE PINKの曲を一転してアメリカン・ロックの情景に変えてしまいます。
「Cookie Flavor」は長くBONNIE PINKのツアーに参加していたAida Sigekazuさんによるこのアルバム中一番POPな曲。
「Hurricane」はjames Bryanによるかっこいいロック。
「Home Sweet Home」は映画の情景をみているような印象的なバラード。
「カイト」は先行シングル曲で最初聴いたときはなんか起伏に乏しい曲だ、と感じたのですがアルバムの1曲として聴くとじわじわと良さが伝わってきます。
「Grow」はこのアルバムのなかのハイライト。アコースティック・ギターのみで歌われ、JOHN LENNONの「LOVE」のような雰囲気の素敵な曲です。
アルバム全体の印象は「ONE」をさらに進化させたPOPな仕上がり。BONNIE PINKは「ONE」で新しい世界をつかんだように感じます。また「ONE」がいかに奇跡的なハイ・クオリティなアルバムであったかも改めて感じます。
しかし、オリジナルのニュー・アルバムにB-side CollectionやLIVE DVDをつけてしまうなんてすごい。
実はBONNIE PINKという人は筋金入りのエンターテイナーで、買った人に絶対損はさせない、という気迫をひしひしと感じます。
ちなみにLIVEのDVDはバンドの演奏もすごく良く、まさにロック・クイーンBONNIE PINKという感じでこれは必見です。