既に発売済みの「ダークナイト」サウンドトラック盤(日米両盤とも)は、アレンジが施された曲で構成されており、実は厳密に言うとサウンドトラックではなく、サウンドトラック・スコアだ。
今回発売されたこのCDは全2枚組、映画内で使用された本物音源を使用している。
出るわけがないと思われていた本物のサントラが発売になったという感じだ。
曲に関しては、まずジョーカーの銀行襲撃シーンにかかる音楽に驚愕した。スコア盤も中々良かったが、実際に映画にかかっていた音源のほうがいかに狂気に満ちていることか。CD用に作り直された曲よりも、未完成的とでも言うような荒々しさがある。
それからバットマンが活躍する際の曲でも大きな違いがある。
冒頭の駐車場戦闘時にかかる曲は初収録だし、香港からの脱出時にかかる曲や映画ラストにかかる重要なテーマ曲(約17分にも及ぶ大作)など、これが本当に聴きたかった曲だと再認識した。
更に嬉しい(?)オマケがある。
Disc2の11曲目〜14曲目にはザ・クリスタル・メソッドやポール・ヴァン・ダイクらによるダークナイト関連のアレンジ・バージョンがボーナストラックとして収録されている。
クラブやハウスっぽいダークナイトを聴いてみるのも面白い。
星一つ減点としたのは、
・映画使用順に曲が収録されていないこと。
・BOXの仕様が安っぽいこと。
の2点による。
特に写真集付きBOX(約20×20センチ)は値段が高い割にちょっと安っぽい。
CDを取り付ける部分など何回も取り外ししていると壊れそうだ。
40ページに及ぶ写真も選択がイマイチだと思った。
しかし、それを補って余りある本物のサウンド。
これを聴くだけでもダークナイトファンには垂涎ものだと断言する。
限定版だし、今のところ日本盤が発売されるかどうかも分からない。
DVDやBDとほぼ同時に発売されたので同時購入して楽しむのも良いだろう。