イタリア出身の男女ツインボーカル擁するゴシック/ヘヴィロックバンドLacuna Coilの2012年発表、6作目。
前作“Shallow Life”の作風の延長線上といった様子。アメリカで流行りの正攻法なツインボーカルヘヴィロック系の曲調を基調に、所々メタリックなフレーズが入るという作風は、メタルバンドというより、もはやヘヴィロックといった位置付けが相応な気がする。確かに曲は粒ぞろいだけど、似たような曲が多くてだれる感も否めないし、少し丸く収まりすぎかも。M3を除いて、立つキラーチューンもないし、なんかありがちなつまらないバンドになってしまったなあ、というのが正直な感想。クリスティーナ嬢の声質は艶っぽく力強くて上手いしかなりかっこいいんだけど、曲で損をしてると思う。少しもったいない。
この路線で行くなら、キラーな曲とメジャーな雰囲気がある前作の方がまだ気に入る人は多いと思う。
一つ注意すると、もともと中近東風味なメロディが印象的なゴシックメタルバンドとしてキャリアをスタートさせた彼らだが、そこら辺を期待すると肩透かしを食らうだろう。