正直言って前作とは比べ物にならないぐらい素晴らしい作品に仕上がっています。
前作に引き続き今作もクラシックのアレンジなのですが、前作のはヴァイオリンとラップとアレンジが見事に調和していなくて聞いていて「えっ」って戸惑ってしまうものでした。はっきり言ってFine day以外は駄作だと思います。
今作はクラシックをラテン的にアレンジしたものやジャズィーに奏でたものやらと多彩に魅せてくれています。曲順も相応に素晴らしくアタマでど迫力なものをかまして最後にはつづまやかに粛々と音色を消していくといった風に上手く曲に乗れるようになっています。
今作はヴァイオリンと合唱のコラボもあり、見事に二つが一つの音になっていて聴きごたえが十分にあり、そういう点でも前作の何言ってるか分からないラップとのコラボを超越しています。
このCDはクラシックの真髄を極めた古澤巌だからこそなしえた偉業だと思います。
だからこそポピュラーなヴィヴァルディの『春』においても妙技とアレンジが不可分に混ざり合っているので斬新に感じます。
純粋にクラシックが好きだからアレンジしたのなんか聴きたくない、と思われている方も聴けばどっぷりと虜になってしまうと思います。
なぜなら、一曲一曲ではなく客観的に今作を見たときにアレンジなどではなくもしかしたらクラシックの進化系かもしれないと思えてきたからです。
ぜひともこの感動を皆に味わってもらいたいものです。