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音数を惜しむことなくふんだんに美が振り撒かれ、ヨーロッパ寄り・クラシック寄りに目一杯振れたジャズ・ピアノの魅力が最大限に発揮される。もう Bill Evans や Keith Jarrett の名前を持ち出すのは憚られるほど、ちょっとこれまでに聴いたことのない演奏。ライナーノーツにある「めくるめく美の散弾があなたを貫く!」という言葉、本当です。
しかし、難を言えばもう少し曲調に変化をつけてほしかった。ほぼ全曲がマイナー調の曲で似たような感じを受ける。もっと抑揚のある曲なんかを間に挟むなどすれば、いっそう素晴らしいものになっただろう、なんていうことを思ってしまう。
もっとも、まだまだ若いピアニストなのだし、この内容はやはり面目躍如と言っていいだろう。美しく、儚い旋律に今夜も酔いしれてみようと思います。
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