下記3項目から、製品内容をレポート。
『付属品』
・4種類 (平手・握り手・武器持ち手・収納形態) のハンドパーツが付属。
・G型の特色として 『SSL-9B ドラグノフ・アンチ・マテリアル・スナイパーライフル』 が同梱。 一方、精密射撃時の 『機体固定用アンカー』 はモールドですら再現されていませんでした。 第9話 『フレンドリー・ファイア』 では都合3回も描写されスナイピングを引き立てたアンカー。 劇中で一度も使用していないガンポッドを付属するよりはアンカー装備を再現して欲しかった。
・スーパーパックのメインバーニアが可動します。
『仕上り』
・塗りムラ・塗装のはみ出しなど仕上げは粗く、また、指紋の付着、膝のパーティングラインの “割れ” が目立つなど残念に思う所が多く見られました。 手を加えてやる必要があります。
・肩はダイキャスト製で良く動きました。 しかし、説明書記載の 「腰の回転可動」軸は存在しません。
・ガウォーク形態は股間中央のブロックを下げることで大きな開脚も可能ですが、不安定で展示には不向きです。
『変形』
・耐久性は高くありません。 超合金と謳っていますが主要パーツはプラスチックで、変形させる度にギチギチと鳴ります。 頻繁に形態を変えると部品疲労から破損する可能性が高く注意が必要です。
・丁寧に書かれた説明書は解り易く、好感が持てました。
・ファイター時のパーツの噛み合わせは、説明書を見ながら調整してやることで ピッチシと合います。 ただし、両サイドアーマー下のダイキャストだけは隠せませんでした。(スーパーパック装着で隠れます)
・アルト機のレビューにあった 「翼の反り」 は、翼と太腿のロックをしっかりとすることで気にならない程度に解消できました。
− 総括 −
バトロイド,ガウォーク,ファイター、いずれのプロポーションも秀逸です。 しかし、価格を考えると素直にお勧めする気持ちにはなれません。 定価で 16800円。 玩具としてはかなり高額な部類に属し、 「価格に見合った完成度」 という点で不満を感じている人も多いのではないでしょうか。
本品の売りはスーパーパックの着脱ですが、その点にこだわりがなく飾って楽しむのであれば、安価で設定画に忠実な 1/72 キットを購入するのも選択肢のひとつだと思います。 価格と完成度をどう捉えるかで、個々人の評価に顕著な違いのあらわれる商品だと感じました。
製作する時間があり前述の条件を満たすのなら 1/72 プラモデルを勧めますが、金銭的な余裕と改修する労力を厭わないこと,加えて先に挙げた短所を容認できるのであれば、本品を購入するのも悪くないかもしれません。
このレビューが購入を検討する際の一助になれば幸いです。