兼子ただしさんの(至福の)「ギブス」以来、このメソッドの信奉者です。
今回の本は、前からの裏技にくわえて、さらにワンポイント裏技つきで、体が曲げやすくなります。たとえば誇張なぐらいに背中のS字曲線を作ってから、元にもどして曲げる。こんなに簡単でいいのか、という感じですし、最近は背骨自体が前後に波打ちやすくなって、通りもよくなった気がします。
どこからどう曲げるか、はあいかわらずひじょうに具体的で、前屈はそけい部からぐっと折るなど、知っただけでも確実に5センチは違います。
今回特に役立ったのはハイヒールの歩きかたの節です。さらに詳しく歩き方が書かれています。いつものS字背骨を作ったあと(骨盤を立てて、そけい部もひきあげる感じ)で、親指の付け根あたりから着地、膝うらを伸ばす。
今まで当然のように、私はかかとから着地していました。7センチくらいのヒールのパンプスが好きなのですが、どんなにクッションがふかふかのを買っても、幅広のを買っても、半日ほど歩くと、前すべりで、指がつまって痛くなり、帰りは、「パンプス明日はやめよう」と思います。
しかしこの姿勢とこのメソッドで歩いてみますと(もちろんかかとより先に爪先が地面に着くというのは無理ですが、かかとはかすった感じで、ぐっと親指付け根に踏み込む)、前すべりしないばかりか、足指にぐっと力が入って、かかとを、靴の中で後ろへ蹴るというか、すりあげる感じになり、靴の中での足の位置がまったく変わりました。前にゆとりがあります。帰り道でも大丈夫ですし、まだ十分鍛えられてはいませんが、ももの後ろと膝の後ろがのびる感じになり、気持ちがよく、おまけに歩く速度が相当速くなります。ぜひお試しください。
【付記です】冬場暖かいものなどつい食べてしまう季節ですが、今年はどのスカートも全くウエストに問題なくはけました。この本の「曲げ」も、薄着の季節ほどやっていない(というか本当に最小限)ですが、この「姿勢」での立ち方、歩き方に気をつけるだけで、ウエストに肉がつかない、あるいは一日で回復、という凄さを実感します。
【さらに付記】先日TVを見ていましたら、ケニアの陸上選手たちがどうして足が速いのかを検証していて、なんとかれらは爪先から着地して、爪先で蹴って走るのだという事実が明らかになっていました。この爪先着地、単にハイヒールむきの歩きであるだけでなく、運動生理学的にも意味があったようです。
この歩きになってから、とにかく体が軽いです。