表紙は,「V-SYNTH GT」。これだけでも,DTM MAGAZINEという雑誌が,「DTM」というジャンルから良くも悪くも逸脱していることがわかる。つまり,極論すれば,すでにDTMなどというジャンルはなくなっているとも言えるし,逆にDTMが拡張され,一般の人にも「コンピュータ・ミュージック」が手軽に始められる時代になったと言えるのかもしれない。
そして,本書を購入した理由は「made in JAPAN ハードシンセの系譜」である。この特集をされると,購入せざるを得なくなってしまう。なぜなら,僕はシンセが大好きだからだ。僕の持っている「YAMAHA SY85」や「Roland JP-8000」の写真も載っていて嬉しかった。特に,SY85については,SY99やSY77の影に隠れてしまい,今までもあまり紹介されないなかったので,意外だった。それにしても,思えば「欲しかったけど,買えなかったシンセ」の何と多かったことか。今でも,「YAMAHA VL-1」は,手に入るものなら手に入れたい。2音ポリとかいうのは,どうでもよくて,そのデザインがあまりにも素晴らしいから。
その他に,ソフトシンセの特集などもいろいろされていたが,僕にはソフトシンセを入れるだけの資金もパソコンもないので,基本的にスルーした。そういう意味では,1,500円はやや高かったが,ハードシンセの特集はめったにないので,購入した価値はあったと考えている。