キャバクラに通いつめることで進めていく恋愛シミュレーションゲーム。
着眼点や企画の斬新さから、かなり話題になったが、
ゲームそのものは非常に単調な内容だった。
一週間は「平日」と「休日」の2ターンに分かれていて
平日に選択できるのはアルバイト・ショッピング・何もしない、
休日に選択できるのはドリームクラブに行く・何もしない、だけである。
基本的な流れとしてはアルバイトで資金をためつつ、
ドリームクラブに足しげく通って、10人の女性の中から選んだホストガールと
できる限り親しくなることである。
親しくなる、といってもお互いの酔い状態によって多少変化する会話を
3択の回答でやり取りしていく程度で、ゲーム性としては非常にシンプル。
しかも主人公がどうにも感情移入しにくい性格で
プレイヤーが良かれと思って選んだ回答でもニュアンスを捻じ曲げて発言することが多く、
意図せずホストガールの機嫌を損ねるのはかなりストレスがかかる。
もうひとつ大きなストレスがかかるのが、
頻繁に表示されるローディング画面とオートセーブ画面。
セーブ方法はオートセーブしか存在しないため、
設定を変更してどうこうなる問題ではなく、
とにかく何をするにしても待ち時間が発生するのは非常に辛い。
肝心のホストガールは2D風に表示されているが、実際には3Dモデルであり、
動きの滑らかさやモデリングのクオリティは一級品。
冒頭でおじぎをする仕草だけで「おおっ」と思うほど。
髪の毛の物理的な動きも非常に効果的。
つまりは本作の魅力はあくまでホストガールの見た目と声ぐらいであり、
ゲームとしてとらえた場合は相当にイマイチ。
単調で退屈、無駄な待ち時間や選ぶのが面倒なドリンクメニュー、
Yボタンを押してしまうとキャンセルできないアクティブモードなど
いろいろなところが洗練できていない印象。
こういう作品を企画として通せるのは素晴らしいと思うが、
ただ女性の魅力だけに力を入れるのではなく、
快適にプレイするという部分にももっと努力して欲しかった。