今作まず注目すべきは映画タイトル。
悟空とベジータ(しかも復活?)がフュージョンするとあっては、ファンは観ないでいられるはずがない!
その大々的な試みだけでも十分に評価できるが、本作はそれだけに止まらない。
今作は随所にクオリティーの高さを感じる部分が幾つかある。
最初に戦闘シーンにおけるサウンド面ですが、これがまず凄い!
全体的にはテンションが上がる曲が多く、戦闘を盛り上げると言う意味では歴代の作品の中ではトップクラスだと思う。
悟空が超サイヤ人3に変身時、フュージョン後に不意に流れるサウンドにはいつもゾクッとさせられる。
次に映像についてですが、至る所に織り込まれたCGが手伝って、背景はもちろんのこと、戦闘シーン(ジャネンバの剣攻撃)の表現含め、他に類を見ない美しいものに仕上がっている。
そして効果音については、このCGに合わせて作られたような「吸い込まれる音」は、この作品独自のもの。これも併せて観て欲しい。
後期(悟飯主役)のDBZ作品はどれも絵のクオリティーが高い。この作品もその水準がかなり高く、戦闘シーンの迫力をより一層高めている。
ただこれらは見た目についての評価で、次は中身。
今作はあの世とこの世の同時進行で話が進んで行くんですが、そのせいで少しテンポが悪いかな?と思いました。
それにあの世はフュージョン失敗時のおふざけ演出はあるものの、割とシリアスな展開で、この世はどちらかと言えばギャグテイスト。まあそれらは全て愛嬌として受け止められるが、そのギヤップ故に少し拍子抜けを感じる部分もしばしば。
なので作品自体にあまり緊張感は感じないものの、やるとこはちゃんとやってると言う印象でした。
いずれにせよ先述の様な音、映像面、そして悟空とベジータがタッグを組んで戦うと言う意味では数少ない貴重な作品。