ブルース・リー。
この伝説の人物を造形するのは,メーカーにとってかなり勇気が要
る事だと思います。
似ていなければならない。まず,それを前提に12インチと言う制限
された大きさの中で,どこまで彼の持つカリスマや魅力を再現する
事が可能なのか,など。人々の心に,強く焼きつく英雄だけに多くの
誓約と厳しい視線があり,どんなメーカーでも大変なプレッシャーが
かかる事と思います。
しかし,エンターベイ社は,そんなプレッシャーなど物ともせず,人々
が望む全てを見事に成し遂げてくれました。
既に,数体の素晴らしいブルース・リーのフィギュアを発表している
メーカーだけあって,その出来映えに疑いはありませんでしたが,今
回の燃えよドラゴン版を初めて購入して,非の打ちどころが無い事
を改めて実感しました。
お約束となった眼球可動。頬の傷跡。猫背気味の体型。そして,箱
に至るまで,ただの梱包用と片付けず,ある種のインテリアとして,徹
底的にこだわりを持って作られており,ブルースに対する,エンターベ
イ社の愛が感じられました。
まさに,小さなブルース・リーと言う表現が最も似合う。
そんな完成度でした。
鋭い眼光。しなやかな肉体。全身から発する強い闘志。そうした,
ブルースの魅力を余す所なく感じる事が出来る,このフィギュア。
もし機会があったなら見て,手にして,その凄さを確かめて頂ければと
思う次第です。