今作が初DOLLMASTERとなりますが、なんというか全体的にわかりづらい印象ですね。
巻末に解説があるので読み進めていくとなんとなくはわかるのですが、これで「前作未見でも理解できる」というのはちょっと…。
特にOVCD党や月兎戦争のくだりは解説がほとんどなされないので、巻末の解説なしでは脳内にハテナマークが浮かんでしまうでしょう。
また、劇中で時間軸が何度か移り変わるのがそれに拍車をかけています。これも読み進めていけばなんとなく分かりますが、最初の戦闘シーンは時間軸的には一番ラストになる…と思われます。
イラストはかなりステキです。キャラデザはスタイリッシュと言うよりはぷにっとした柔らかめの感じですね。
そしてハイセンスなロボデザイン!AOZやメダロットnaviでお馴染みの独特かつかっこいいデザインは本作でも健在です。
特に機士や、本作の看板機体である「セイブ・ザ・クイーン」のデザインは圧巻。スラリと伸びた華奢な手足やスカートアーマーは、まるでプリンセスのよう。
また日常パートは見ていて楽しいです。PALがかわいらしい!
本作の時点ではシリアス分はボー太の生い立ち部分ぐらいにしかないので、そのあたりは今後に期待ということでしょうか。
藤岡建機ファンであれば買っておきたい一冊ですが、藤岡建機を知らないファンに勧められるかというと微妙な所ではあります。
メカとやや中世的な世界観が同居する作品なので、「ファイブスター物語」などを楽しめるならハマれるかもしれません。