紅一点バンドのフォーマットは、
今は無きNUMBER GIRLとSUPERCARによって確立された。
(ここで言うそれは歌うだけの「紅」は除外します)
彼らの功績は語るまでも無いが、産業のルーティンとして、
以降、似たようなバンドが雨後の筍のように現れ、
ありきたりな「青春甘ズッパ系」歌詞も含めて
敏感なリスナーの神経を逆撫でしてきた。
※SUPERCARの1stが下絵になったやつ、多いね。
80年代の佐野元春の模倣ルーティンと同じ図式。
そんな刺激に飢えた耳に飛び込んできたTHE MOLICEのサウンド。
安易な共感に肩寄せ合おうという媚びた姿勢の欠片も無く、
それでいてきっちりとPOPSの要素も含まれている。
深く鋭く突き刺さるBEATに、今のメジャーシーンには、
見出しにくくなったROCKの初期衝動を強く感じる。
>THE POLICE,PIXIES,DOORSなどに影響を受けた(内容紹介より)
確かに大きな影響下にあると言えるが、そんなロック史を知ってても
知らなくても、無関係にハマレます。
サウンド的に非常に洋楽的なアプローチをしながらも、
歌詞においては果敢に日本語で勝負を挑んでいる姿勢も、
同じ日本人として非常に好感を覚えました。
(Tr.7のフレーズなんか、よく採用したなと脱帽します。)
全12曲と言う多目なボリュームですが、
ファーストというより既にベスト盤かと錯覚するくらい
捨て曲なし、否、全曲シングル候補というクオリティです。
しかし!バンドの命はLIVEにあり!!
THE MOLICEのLIVEはどうなのか?
それは体験した者だけのお楽しみにしておきましょう。
ここはあくまでDISC REVIEWの場所だから・・・。
どんなROCKが欲しいのか?
そんな貴方のROCK魂、センスを確かめる試験紙となりそうです。
(RINKOの笑い声が遠くから聞こえてきます。)