日経BP企画
DNS(ドメイン名システム)の事実上の標準ソフト「BIND」の解説書。第4版では,BIND9.1.0/8.2.3の記述を追加。Windows2000との併用時に重要な拡張機能を詳説。
(日経インターネットテクノロジー 2002/04/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
[ご注意ください]
本書は、ゾーンとゾーン管理者の成長にほぼ沿った形で構成されている。1章と2章では、ドメインネームシステムの理論について解説する。3~6章では、自分のドメインを立ち上げるべきかどうかの指針を示し、立ち上げると決めた場合にすべきことを説明する。中盤となる7~11章では、ゾーンの運用、ネームサーバを使うためのホストの設定、ゾーンの拡張計画、サブドメインの作成方法について解説する。終盤の12~16章では、トラブルシューティングのためのツールやDNSで発生する問題、リゾルバライブラリルーチンを使ったプログラミングについて解説する。
各章の内容をもう少し詳しく見ていこう
「1章 背景」では、DNSの開発の動機となった歴史的な経緯と問題点を紹介し、DNSの理論の概要について解説する。
「2章 DNSの仕組み」では、DNSの理論を掘り下げて、DNS名前空間の構成、ドメイン、ゾーン、そしてネームサーバについて詳しく解説する。さらに、名前の解決やキャッシュといった重要な概念も紹介する。
「3章 最初の仕事」では、BINDソフトウェアを持っていない場合の入手方法や、入手したBINDソフトウェアの使い方、自分のドメイン名の決め方、そして自分のゾーンを委任してくれる組織への連絡方法について解説する。
「4章 BINDの設定」では、ネームサーバデータベースの作成や、ネームサーバの起動、動作チェックなど、実際に2台のBINDネームサーバを設定する方法について詳しく述べる。
「5章 DNSと電子メール」では、DNSのMXレコードを取り上げる。MXレコードは、特定の宛先に宛てたメールの処理を代行するホストを指定するために、管理者が使うものである。この章では、インターネットファイアウォールを持つネットワークや、インターネットに直接接続できないホストなど、さまざまなネットワークやホストを考慮したメール配送経路を決定する戦略について解説する。
「6章 ホストの設定」では、BINDリゾルバの設定方法について解説する。また、主要なUNIXベンダによるリゾルバの実装とWindows 95、NT、および2000のリゾルバに特有な点についても述べる。
「7章 BINDの運用」では、ネームサーバの動作状況や権威のチェックなど、ゾーンをスムーズに運用するために必要な定期的な作業について解説する。
「8章 ドメインの拡張」では、ゾーンを大きくする方法や、移設や停止の計画など、ゾーンを拡張・発展させるための計画の立て方について解説する。
「9章 親の仕事」では、親ゾーンになることの喜びについて解説する。具体的には、いつ親になる(サブドメインを作る)べきか、子供にどのような名前をつけるか、子供をどうやって作るか(!)、そして子供をどのように見守っていくかについて述べる。
「10章 高度な機能」では、ネームサーバの動作をチューニングしたり、セキュリティを確保したり、管理を容易にしたりするための、普段はあまり使わないネームサーバの設定オプションについて解説する。
「11章 セキュリティ」では、ネームサーバのセキュリティを確保する方法と、インターネットファイアウォールに対応するようにネームサーバを設定する方法について解説する。また、DNSの新しい拡張機能であるDNSセキュリティ拡張とトランザクション署名についても述べる。
「12章 nslookupとdig」では、DNSのデバッグでもっともよく使うnslookupの詳細を解説する。また、リモートネームサーバから怪しい情報を見つけだすテクニックについても説明する。
「13章 BINDデバッグ出力の読み方」は、BINDのデバッグ情報の解読書である。この章では、BINDが出力する暗号のようなデバッグ情報を解読する方法を説明する。デバッグ情報を解読できれば、ネームサーバについての理解が深まるだろう。
「14章 DNSとBINDのトラブルシューティング」では、まず、DNSとBINDに関する多くの一般的な問題と、それらの解決法を紹介する。次に、それほど一般的ではなく、診断も難しい問題について解説する。
「15章 リゾルバおよびネームサーバライブラリルーチンを使ったプログラミング」では、BINDのリゾルバルーチンを利用して、Cプログラム中からネームサーバに問い合わせを出してデータを取り出す方法を具体的に示す。この章には、ネームサーバの動作や権威をチェックするための、役に立つ(ことを祈る)プログラムを入れておいた。
「16章 その他のトピック」では、14章までで紹介しきれなかった話題として、DNSのワイルドカード、ダイアルアップのためにインターネット接続がときどき途切れるホストとネットワーク、ネットワーク名のエンコーディング、実験的なレコードタイプ、そしてWindows 2000との関係について解説する。
「付録A DNSのメッセージフォーマットと資源レコード」では、DNSの問い合わせと応答で使われているフォーマットをバイト単位で解説する。また、現在定義されているすべての資源レコードのリストを掲載する。
「付録B BIND互換性一覧表」には、最も一般的なBINDリリースと、それぞれで利用できる最も重要な機能の対応表を掲載してある。
「付録C Linux環境でのBINDのコンパイルとインストール」では、BINDのバージョン8.2.3をLinux上でコンパイルするための方法を、手順を追って説明する。
「付録D トップレベルドメイン」では、インターネットのドメイン名空間に存在するトップレベルドメインの一覧を示す。
「付録E BINDネームサーバおよびリゾルバの設定」では、ネームサーバやリゾルバを設定するための構文と各パラメータの意味を要約する。
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本書は、ゾーンとゾーン管理者の成長にほぼ沿った形で構成されている。1章と2章では、ドメインネームシステムの理論について解説する。3~6章では、自分のドメインを立ち上げるべきかどうかの指針を示し、立ち上げると決めた場合にすべきことを説明する。中盤となる7~11章では、ゾーンの運用、ネームサーバを使うためのホストの設定、ゾーンの拡張計画、サブドメインの作成方法について解説する。終盤の12~16章では、トラブルシューティングのためのツールやDNSで発生する問題、リゾルバライブラリルーチンを使ったプログラミングについて解説する。
各章の内容をもう少し詳しく見ていこう
「1章 背景」では、DNSの開発の動機となった歴史的な経緯と問題点を紹介し、DNSの理論の概要について解説する。
「2章 DNSの仕組み」では、DNSの理論を掘り下げて、DNS名前空間の構成、ドメイン、ゾーン、そしてネームサーバについて詳しく解説する。さらに、名前の解決やキャッシュといった重要な概念も紹介する。
「3章 最初の仕事」では、BINDソフトウェアを持っていない場合の入手方法や、入手したBINDソフトウェアの使い方、自分のドメイン名の決め方、そして自分のゾーンを委任してくれる組織への連絡方法について解説する。
「4章 BINDの設定」では、ネームサーバデータベースの作成や、ネームサーバの起動、動作チェックなど、実際に2台のBINDネームサーバを設定する方法について詳しく述べる。
「5章 DNSと電子メール」では、DNSのMXレコードを取り上げる。MXレコードは、特定の宛先に宛てたメールの処理を代行するホストを指定するために、管理者が使うものである。この章では、インターネットファイアウォールを持つネットワークや、インターネットに直接接続できないホストなど、さまざまなネットワークやホストを考慮したメール配送経路を決定する戦略について解説する。
「6章 ホストの設定」では、BINDリゾルバの設定方法について解説する。また、主要なUNIXベンダによるリゾルバの実装とWindows 95、NT、および2000のリゾルバに特有な点についても述べる。
「7章 BINDの運用」では、ネームサーバの動作状況や権威のチェックなど、ゾーンをスムーズに運用するために必要な定期的な作業について解説する。
「8章 ドメインの拡張」では、ゾーンを大きくする方法や、移設や停止の計画など、ゾーンを拡張・発展させるための計画の立て方について解説する。
「9章 親の仕事」では、親ゾーンになることの喜びについて解説する。具体的には、いつ親になる(サブドメインを作る)べきか、子供にどのような名前をつけるか、子供をどうやって作るか(!)、そして子供をどのように見守っていくかについて述べる。
「10章 高度な機能」では、ネームサーバの動作をチューニングしたり、セキュリティを確保したり、管理を容易にしたりするための、普段はあまり使わないネームサーバの設定オプションについて解説する。
「11章 セキュリティ」では、ネームサーバのセキュリティを確保する方法と、インターネットファイアウォールに対応するようにネームサーバを設定する方法について解説する。また、DNSの新しい拡張機能であるDNSセキュリティ拡張とトランザクション署名についても述べる。
「12章 nslookupとdig」では、DNSのデバッグでもっともよく使うnslookupの詳細を解説する。また、リモートネームサーバから怪しい情報を見つけだすテクニックについても説明する。
「13章 BINDデバッグ出力の読み方」は、BINDのデバッグ情報の解読書である。この章では、BINDが出力する暗号のようなデバッグ情報を解読する方法を説明する。デバッグ情報を解読できれば、ネームサーバについての理解が深まるだろう。
「14章 DNSとBINDのトラブルシューティング」では、まず、DNSとBINDに関する多くの一般的な問題と、それらの解決法を紹介する。次に、それほど一般的ではなく、診断も難しい問題について解説する。
「15章 リゾルバおよびネームサーバライブラリルーチンを使ったプログラミング」では、BINDのリゾルバルーチンを利用して、Cプログラム中からネームサーバに問い合わせを出してデータを取り出す方法を具体的に示す。この章には、ネームサーバの動作や権威をチェックするための、役に立つ(ことを祈る)プログラムを入れておいた。
「16章 その他のトピック」では、14章までで紹介しきれなかった話題として、DNSのワイルドカード、ダイアルアップのためにインターネット接続がときどき途切れるホストとネットワーク、ネットワーク名のエンコーディング、実験的なレコードタイプ、そしてWindows 2000との関係について解説する。
「付録A DNSのメッセージフォーマットと資源レコード」では、DNSの問い合わせと応答で使われているフォーマットをバイト単位で解説する。また、現在定義されているすべての資源レコードのリストを掲載する。
「付録B BIND互換性一覧表」には、最も一般的なBINDリリースと、それぞれで利用できる最も重要な機能の対応表を掲載してある。
「付録C Linux環境でのBINDのコンパイルとインストール」では、BINDのバージョン8.2.3をLinux上でコンパイルするための方法を、手順を追って説明する。
「付録D トップレベルドメイン」では、インターネットのドメイン名空間に存在するトップレベルドメインの一覧を示す。
「付録E BINDネームサーバおよびリゾルバの設定」では、ネームサーバやリゾルバを設定するための構文と各パラメータの意味を要約する。
内容説明
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
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The fourth edition is mainly an update: The authors have added coverage of incremental and conditional zone transfer with BIND's new NOTIFY features, as well as of Transaction Signatures (TSIG), and DNS Security Extensions (DNSSEC). Sections on firewalling and DNS for IPv6 addresses have been expanded. Throughout, Albitz and Liu maintain their impeccable style, combining text and illustrative listings into an educational whole. --David Wall
Topics covered: The Domain Naming System (DNS) and how it's implemented by BIND (through versions 8.2.3 and 9.1.0), how to set up BIND, how to configure MX records for mail service, parent and child domains, NOTIFY, and DNS security.
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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The fourth edition is mainly an update: The authors have added coverage of incremental and conditional zone transfer with BIND's new NOTIFY features, as well as of Transaction Signatures (TSIG) and DNS Security Extensions (DNSSEC). Sections on firewalling and DNS for IPv6 addresses have been expanded, and Albitz and Liu maintain their impeccable style that combines text and illustrative listings into an educational whole throughout. --David Wall
Topics covered: The Domain Name System (DNS) and how it's implemented by BIND (through versions 8.2.3 and 9.1.0), how to set up BIND, how to configure MX records for mail service, parent and child domains, NOTIFY, and DNS security. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
Book Description
DNS and BIND is about one of the Internet's fundamental building blocks: the distributed host information database that's responsible for translating names into addresses, routing mail to its proper destination, and many other services. As the authors say in the preface, if you're using the Internet, you're already using DNS--even if you don't know it.
This edition brings you up to date on the new 9.1.0 and 8.2.3 versions of BIND along with the older 4.9 version. There's also more extensive coverage of NOTIFY, IPv6 forward and reverse mapping, transaction signatures, and the new DNS Security Extensions; and a new section on accommodating Windows 2000 clients, servers and Domain Controllers.
Whether you're an administrator involved daily with DNS or a user who wants to be more informed about the Internet and how it works, you'll find this book essential reading.
Topics include:
- What DNS does, how it works, and when you need to use it
- How to find your own place in the Internet's name space
- Setting up name servers
- Using MX records to route mail
- Configuring hosts to use DNS name servers
- Subdividing domains (parenting)
- Securing your name server: restricting who can query your server, preventing unauthorized zone transfers, avoiding bogus name servers, etc.
- Mapping one name to several servers for load sharing
- Troubleshooting: using nslookup, reading debugging output, common problems
- DNS programming, using the resolver library and Perl's Net::DNS module
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
メディア掲載レビュー
著者について
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
Hewlett‐Packard社のソフトウェアエンジニア。ウィスコンシン州立大学ラ・クロッセ校の理学士、パーデュー大学の理学修士の学位を持つ。彼は、HP‐UX7.0と8.0のBINDの実装に携わり、その間、hp.comドメインで使われているツール類のいくつかも開発している。その後、ネットワーク対応のHP DesignJetプロッター、HP OfficeJetの多機能周辺機器の中のFAXサブシステムなども手がけている。HPに就職する前は、パーデュー大学の情報科学科のシステム管理者だった。その頃は、4.3BSDに付属の初期のBINDを動かしていた。現在、彼は妻のKatherineとカリフォルニア州サンディエゴに住んでいる
リュウ,クリケット
言論の自由と誰からも侵されることのないUNIXと、安いピザの最後の砦であるカリフォルニア州立大学バークレー校に入学し、卒業後はHewlett‐Packard社に就職してから9年になる。Loma Prieta地震の後、同社のドメイン管理が研究所から本社に強制的に移管させられたとき、彼はhp.comのドメイン管理を任された。hostmaster@hp.comとして3年間あまり勤めた後、インターネットコンサルティングプロジェクトのひとつであるProfessional Services Organizationに移った。1997年にHewlett‐Packard社を去り、DNSのコンサルティングと教育を行なうAcme Byte & Wire社を友人であるMatt Larsonと共に立ち上げた。2000年6月にはNetwork Solutions Inc.に買収されたが、さらに同じ日の遅く、Network Solutions Inc.はVeriSignと合併した。現在、VeriSign Global Registry ServicesのDNSプロダクトマネージャに就任している
高田 広章
豊橋技術科学大学情報工学系助教授。1988年東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻修士課程修了。博士(理学)。東京大学理学部助手などを経て、1997年12月より豊橋技術科学大学講師。1989年に東京大学理学部とハワイ大学との間をインターネット接続したときに、技術面の責任者としてインターネットと関わりを持つようになって以来、数年間にわたってJPドメインのネームサーバの運用を行なった。研究分野は組込みリアルタイムシステムで、インターネットはあくまで副業。ITRON専門委員会幹事
小島 育夫
宇宙開発事業団筑波宇宙センター(前職)にて、宇宙センター内のネットワーク構築の業務を担当。また、筑波研究学園都市に点在する研究機関との共同研究に必要不可欠な、ネットワークの相互接続をすすめる。1990年3月、TISN(国際理学ネットワーク)およびNSI(NASA Science Internet)とのネットワーク接続業務を担当し、以来インターネットの運用管理に携る。1994年5月、JPNICに転職。IPアドレスの割り当てに関する業務、JPNICデータベースの運用管理に関する業務および情報提供に関する業務などを担当し、現在は主にJPドメイン名の登録に関する業務に従事する
小舘 光正
1962年横浜生まれ。1984年から翻訳を専業とし、コンピュータと半導体に関連したマニュアルや書籍を中心に手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)