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5つ星のうち 5.0
分子生物学を楽しむ一冊,
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レビュー対象商品: DNA誕生の謎に迫る! 遺伝子の本体DNAはどうつくられたか?構造、進化、複製から起源の謎をひも解く! (サイエンス・アイ新書) (新書)
本書の著者・武村政春氏は現在は東京理科大学の先生なのだが、専門は分子生物学の複製をテーマに研究を進めている。もともと氏の語り口は柔らかく、親しみやすいのが特徴である。そして、本書においても十分にその筆致が生きており、ややマンガチックなイラストと相俟って、生命のセントラルドグマの誕生という難しい内容を、とてもわかりやすい本にまとめている。
節を短くして見開きのうち片頁を文章、もう一方をイラストという構成で読者を飽きさせないよう工夫している。さらに、パスツールのスワン型フラスコの実験に始まり、アレニウスのパンスペルミア仮説、ミラーの原始地球再現実験、ダイソンのゴミ袋ワールド仮説など、生物学の重要な話題をほぼ網羅している。この一冊で分子生物学を十分楽しめるものとなっている。
6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
RNAから見たDNA,
By あしなが (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: DNA誕生の謎に迫る! 遺伝子の本体DNAはどうつくられたか?構造、進化、複製から起源の謎をひも解く! (サイエンス・アイ新書) (新書)
教科書やWikipedia等では羅列的に書かれて丸暗記するしかないDNAに関する知識をRNAから進化したものと捉えて説明を試みている。RNAワールド仮説に従うものであり,最近の学会発表論文を踏まえている。このように純粋にアカデミックな本を新書という出版形態で出す意義は大きいはずだ。最近MITの生物教科書がブルーバックスで翻訳されて売れているようだが,あの手の教養主義的な本がペイするのは当然のことであり,むしろこのような本を敢えて上梓した編集者の見識こそ高く評価されるべきである。
個人的には,似たような本として,ウイルスから見たリケッチア(or偏性細胞内寄生体)のような本を読んでみたい。
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