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DNA複製の謎に迫る―正確さといい加減さが共存する不思議ワールド (ブルーバックス)
 
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DNA複製の謎に迫る―正確さといい加減さが共存する不思議ワールド (ブルーバックス) [新書]

武村 政春
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

60億塩基対は一体どうやって複製されるか細胞分列時に必ず起こるDNA複製。しばしばコピーのひと言で片づけられ、ごく当たり前の現象と思われているが、その実態はよくわかっておらず、多くの謎が残る

内容(「BOOK」データベースより)

私たちの体の細胞が分裂するとき、細胞の中では必ず、DNAが複製される。生命現象の根幹を担うこの反応は、一糸乱れぬ正確さで行われると考えられがちだが、じつは思った以上に不完全で、結構“いい加減”なのである。そして、まだまだ、よくわかっていない。本書は、いまなお多くの謎が残る「DNA複製」の世界に的をしぼり、そのしくみをわかりやすく解説する。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/4/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062574772
  • ISBN-13: 978-4062574778
  • 発売日: 2005/4/21
  • 商品の寸法: 17.2 x 11.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
人は母のお腹の中で大きくなり、生まれた後も背が伸びる。これらみな細胞分裂の為す業。

分裂中の細胞では、DNAが複製されている。このDNAの複製により、体の設計図がすべての細胞に遺伝されるわけだ。そのDNAの複製のしくみを追うのがこの本。

「DNAポリメラーゼ」という言葉をどこかで聞いたことがあるかもしれない。このDNAポリメラーゼがDNA複製を担う仕事人だ。この仕事人はいろんな職種があって、それぞれが複製直前のDNAに寄ってたかって、各々の役まわりを果たす。

例えば、DNA複製そのものを担当する“主役”はDNAポリメラーゼα(アルファ)、δ(デルタ)、ε(イプシロン)。本ではDNAポリメラーゼ3姉妹として喩えられている。3姉妹で協力しあいながら複製をしていく姿が描かれる。

一方、この主役3姉妹がけっこういい加減な複製しかしないので、後始末として“脇役”のDNAポリメラーゼη(イータ)、ι(イオタ)、κ(カッパ)、そしてRev1などが東奔西走し、ミスコピーを修復する。

学者の性か、書き方は正確性重視。例えばDNA複製の全体像のところは、図はあるものの一度読みだけでは理解しづらいかも(理由はそれまでの用語を覚えていることが必要という不可抗力と、図に未解明の謎まで示されゴチャゴチャしていること)。

正確性がよい結果に転じているところも。テロメアの末端複製問題(細胞分裂のたびにDNAの末端がすり減ることが細胞の寿命を決めているのではという説)がここまで詳しく書かれてある入門書は少ない。

著者はあーでもないこーでもないと比喩を捻り出しながら書いたのだろう。喩え話は効果的。DNA複製のことがわかった気になる。読者の立場を心がけているのがよいところ。
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形式:新書
DNAと聞くだけでなにか難しい内容と考えがちですが,この本はDNAをとても身近な存在として,またごく身近なたとえ話しをふんだんに盛り込んでその複製過程をより平易に解説しているところに共感がもてました.筆者の努力が伺えます.DNAポリメラ-ゼ三姉妹を軸にこぶとりじいさんやシャーロックホームズ,裁縫の返し縫いや赤ちょうちんの話題までそのたとえ話しを追うだけでもおもしろいです.DNAとは,全く縁のない方も楽しめるのでは?と思いました.私達,正確さが求められている世の中で,DNAレベルでこの程度いい加減なら,まあちょっとぐらいのミスも仕方ないかと自分なりになにかホットする気もしました.
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形式:新書
門外漢の私だが、非常に面白かった。本当は想像できないくらい複雑な現象なのだろうが、それを、適度に簡略化し、しかも、複雑性をある程度(?)残し、かつ、現時点では不明な点は、不明・謎と率直に、記述されているので、好感が持てる。とにかく、この本を読んで、自然界の生物は単純じゃないんだ、こんな複雑な仕組みで複製されるのだという不思議を、嫌というほど、味わいました。以前から、親と同じ生物が成長する、その中に個差も生ずる、等の生物の謎が、DNAでどのように説明できるのか、疑問に思っていたが、それは、この本のテーマではないので、得られなかったが、DNA周辺の研究が、ここまで進んでいると思うと、近い将来になんらかの事実が発見されるのを期待してもよいのではと感じた。
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