ミュージカル音楽の著作権保護の期間は非常に長いそうで、解禁前に映像を入れるとなると、どうしても今回のように、画面を早回ししたり、音声を変えたりせざるを得なくなる・・・つまり、「大人の事情」が絡んできます。
もともと聖飢魔2時代から、プライバシー保護のために同じ様な事が度々ありましたが、他のレビュアーさんも言われている通り、中途半端に収録されると、気になって逆にストレスが溜まります。
重ねて批判ばかりで恐縮ですが、インフルエンザ感染予防のため、ご自分が先頭切って公演直前までマスクを着用。信者にも同意させ、あれだけ念には念を入れておられたのにも関わらず、ラストで恒例の「水吹き」をされたのには絶句しました。まぁ、かぶりつきの信者なら、閣下から風邪の菌を頂けたら、それこそ本望でしょう。でも、これって詰めが甘くないでしょうか???
閣下はサービス精神が旺盛で、つい「あれも、これも」と思ってしまわれるのでしょうが、本編集に至っては、ややもすると自己満足っぽく映ります。
もちろん、アーティスト魂と、半端じゃないプロ根性の狭間を行ったり来たりするところが、閣下の最大の魅力とも言えます。ですが、今回は、閣下のその完璧主義がどうも裏目に出てしまった感が拭えません。
とは言え、過去のソロライブDVDと比較すると、最も完成度が高いと思います。歌唱力も今回が最も冴えていますし、観客のノリも最高。特筆すべきは閣下が作詞・作曲された、某アニメの挿入曲「ただ凍えるだけの哀歌」。聖飢魔2時代の悪魔的魅力に溢れています。「大人の事情」を差し引いても、入手する価値は高いです。
尚、5年前の聖飢魔2再集結時では、閣下の高音に、ブレがあったり、ひっくり返ったりと、聴き辛い箇所も見受けられました。
ですが、今秋の再・再集結大黒ミサでは、おそらく女性カヴァー三部作で鍛えあげられ、若返った美声が期待できると思います。
再度申し上げますが、ライブの完成度は、「悪魔の実力」>「大人の事情」です。