8歳の子供とのツーリング用に購入し、GWの連休を利用して3泊4日のテストをしてきました。
ある一点を除いては文句なしです。
■音量は必要にして十分
出発前に電池を入れて通話試験をしたときには「ちょっと音量が足りないかも」と思いましたが
耳の位置にしっかり合わせたら、全旅程(高速500キロ、一般道300キロ)を通じて全く問題ありませんでした。
音量不足どころかボリュームを絞って使っていたくらいです。
■取り付け金具がよくできている
取り付け金具がかなりしっかりしており、取付補助部品であるマジックテープの必要性を感じませんでした。
2011年9月28日追記
使っていたら金具と本体のスペースが広がってきました。
なのでやはりマジックテープは必要です。
メーカーさんは使い込みテストもちゃんとやっていらっしゃった証拠と判断いたします。
■音量調整がしやすい
レーシンググローブをしたままでも確実にボリュームを操作できました。
■乾電池が使える
充電式単4電池×4本と充電器を準備し、常に予備電池を2本携帯して行動しました。
初日に測定したところ電池の持ちは約5時間でしたが、二日目からは電池切れアラームが鳴っても鳴らなくても昼過ぎに電池を交換。
夜は宿で4本とも充電し、満充電した電池を本体に装填して翌日に備えるという運用でした。
何かの拍子にスイッチが入ってしまい、朝になったら電池が空になっていた日がありましたが
残った予備電池を使い切る前にコンビニで単4アルカリを購入して難なく解決。
会話が途切れてしまうと子供は風景に飽きて寝てしまう可能性が高くなり
ベルトでつないであったとしても非常に危険です。
内蔵電池でしか動かない製品と違って「電池切れアウトがない」という安心感は、何物にも代えがたいものです。
■マイクのフレキシブルアームの硬さが程よい
子供のヘルメットはジェットタイプでしたが、マイクのフレキシブルアームの硬さが程よくて
走行風や振動等で動いてしまうことはなく、適切な位置をずっとキープできました。
口とマイクの位置関係で音量がかなり異なるので、このことはかなり重要だと感じました。
■音質は非常にクリア
部屋で通話試験をするとホワイトノイズがやや気になりますが、走り始めるとノイズは認識できなくなります。
しかしマイクが拾った声は非常にクリアに通るので、道中ずっとあの標識はどういう意味だとか
次の街まで何キロあるとか、後に付いてくるスポーツカーはなんだとか、横を流れる川の水は何故緑色なんだろうとか
目に入るものすべてを共通の話題にして、たくさんの思い出を持ち帰ることができました。
大声を出して前席と後席で叫び合っていたときとは別次元の快適さです。
■すべての機能がコンパクトに完結している
この製品に限りませんが、無線式で同時通話、しかも結線不要というのは大変便利です。
アマ無線機を使ったグループツーリングもさんざんやりましたが、タンクバッグに入れた無線機は
バッテリー、PTTスイッチ(通常はクラッチレバー付近)、スピーカー(メット内)の3か所と結線されており
ちょっとバイクを離れるにも上記のどれか(または全部)の線を外す必要があって意外と煩雑なものです。
その点、この製品は本体をメットに取り付ければシステムとして完結しますので、そうした煩わしさがありません。
給油でちょっと降りたときなど、こっちを見ていない子供に「おーい、クルマが来てるから端へ寄れ」
なんて指示を出せるのも、こういう製品ならではの便利さと言えましょう。
■しかし残念な点もある
商品の写真をよくご覧ください。音量ボリュームの下あたりから黒い電線が下に向かって伸びていますよね?
これはスピーカーに音声信号を送るための電線なのですが、通信機本体をメットに取り付けた状態では
メット下端よりも下にこの線が飛び出しています。
なので床やテーブルにメットを置くと、メットの重量をこの一点で受け止めることになってしまいます。
モックアップを作って取付試験もしただろうに、どうしてこんな設計が最終仕様になったのか疑問です。
次期モデルではスピーカー線の位置を変更して欲しいです。
(断線が心配なので、宿泊先ではメットを横向きに転がしておきました)
2011年9月28日追記
上記で私が指摘している配線が確認できる写真が商品のページから削除されました。
いまある写真は都合よくトリミングされていて「黒い配線」を確認することはできません。
購入を検討している人に対してこれは不誠実なことだと思うので評価を1つ下げました。