「DAYBREAK'S BELL(夜明けの鐘)」の名の通り、無数の鐘が鳴り響くようなイントロで始まるこの曲は、曲調も、歌詞も、歌声も、最高です。
かっこいい男性の声で歌われているのが、女性の物らしき言葉、感情であるというギャップもおもしろいです。
この歌に描かれている女性は、比較的安全な場所で安易に薄っぺらい綺麗事や机上の空論を垂れ流しているのではなく、平和を叫ぶ事が愚かで間違ってるんじゃないかとさえ思えるほどの現実の中にいて、この世には人々が憎み合い殺し合わなければならない理由が無数にある事を知っているようです。それでも尚、だからこそ、頑迷なまでに平和を願う。そして彼女は、自分の信じる物の為に前線で戦い続ける少年に出会い、決してわかり合えない苦しさを抱えたまま、それでも祈らずにはいられない……彼の無事を、彼が戦わなくていい未来を。
「My wishes over their airspace(私の願いは彼らの空を越えて)」
「My life I trade in for your pain(私の命とあなたの痛みを引き換えたい)」
願いとか、祈りとか、一番弱いはずの物が、一番遠く、他人の心や未来に届く。そんなイメージの曲です。