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59 人中、57人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
制作者の本来の意図が反映された映像表現をBDで獲得, 2010/3/23
レビュー対象商品: DARKER THAN BLACK-黒の契約者- Blu-ray BOX (Blu-ray)
『DTB』について放映当時よく耳にしたのは、スタッフ構成の近い『COWBOY BEBOP』『WOLF'S RAIN』に比べてインパクトが少ないということ。また、前番組がストーリー上異常なまでの盛り上がりを見せた『コードギアス』であったことも影響してか「盛り上がりに欠ける」という話もよく聴いた。 しかし、『DTB』は本当にインパクトに欠ける作品なのだろうか?各エピソードは十二分に面白いが、確かに地味だと言えない事もない。が、この作品が派手に盛り上がらない理由の一つに、そもそもこのアニメがオトナの視聴者に向けて作られているという事実がある。オトナな演出というものは落ち着きやしっとりさを獲得する代わりに、しばしば「勢い」や「情」を失ってしまう。加えて、『DTB』のオトナ志向ぶりは半端じゃない。岡村監督はこの作品を「TVアニメじゃない、劇場作品だ」といって製作しているらしいが、特にそれが顕著に表れているのが、質感一つ見ても非常にリアルな「背景」だ。駅名に実際の名前が使用されていたり、広告等も架空の社名を使わず、実在する社名や製品名を使用している。 また『DTB』の舞台は東京だが、背景の家のパラボラアンテナ一つとってみても、山手線の駅、TV塔などの位置関係からアンテナが向くべき方角を正しく割り出し、正確に描いている程の徹底振りだという。言われなければとても気が付かないだろう。作画が崩れない、殺陣がよくできているなんて当たり前。その退廃的な世界観といい、こういった飽くなき映像美の追求、写実感覚溢れるリアリティの追求はまさしくノワールタッチであり、『DTB』がいかにオトナ向けを志向しているかの証左だろう。 派手なストーリー勝負ではなく、絵を含めたあらゆる意味で破綻のない作品作りを目指した、まさしくオトナの鑑賞に耐え得る作品である。 元々HD制作であった本作だが、今回のBD版の登場によって、ようやく映像の細部にまで織り込まれた製作者の意図が全て堪能出来るようになった。作り込まれた背景も、これでこそ真価を発揮するというもの。これから楽しまれる方々には、『DTB』本来の面白さを損ねないよう、是非ともBD版での鑑賞をオススメしたい。
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5つ星のうち 5.0
BD版視聴済の感想です, 2009/10/2
レビュー対象商品: DARKER THAN BLACK-黒の契約者- Blu-ray BOX (Blu-ray)
契約者の能力を駆使したアクションシーンが見所とも言えるDARKER THAN BLACKですね。 全25話+1話ありますが、ほとんどが前後編構成になっているため、1つ1つの話に出てくるゲストキャラクターがけっこう掘り下げられています。それでいてメインキャラの黒チーム、サブキャラの警視庁チームが話に上手いところでかみ合ってくるので、物語の起承転結に気を奪われると2話分があっという間に進んでしまうようなテンポの良い作品です。しかも難解な設定(多くの異能者の登場、詳細不明の主人公達)の割には、謎や伏線のばら撒き方も物語の進行に合わせて2話ごとにちょっとずつちりばめている感じのため、窮屈に感じないでしょう。 サウンド環境 ドルビーTrueHD5.1chで映画館のような臨場感を楽しむか、リニアPCMステレオで普通の2ch環境で楽しむかになります。(私はDTBの音楽が好きなので、全話通してドルビーより高音質なリニアPCMステレオ+ヘッドフォンで見ました) 画について けっこうよく動くアニメでDVDも見てますが、BDの感想は『とにかく見易かった』です。 爆風の煙、風になびく髪、黒(ヘイ)がよく動くシーンもくっきりはっきりで、長時間見てても目が疲れなかったです。もちろん発色も綺麗で、木の緑や、雨水、流れる星、ED1の花など、動かないところでも見とれてしまうことが多かったです。また、どのBDでもありがちなんですが、解像度が上がり、背景の描き込み量に気づいて驚きの再発見がありました。 本編について 全話を通しで視聴するのは今回でおそらく5周目です、が高音質高画質による再発見が多かったです。 「再発見が多いからって何なの?」と思われるかもですが、楽しいからやってしまうとしか言えないですね。DTBは1周見ただけでストーリーを把握するのは難しいですが、『契約者とは何なのか?』や『黒チームの前半の働き』というのは2周目では分かっている状態で見るため、悩まず考えず、かなり楽しめると思いますよ。 大元の話の外でも、未咲が2話のラストでBK201を思い出して『201号室』に反応するシーンとか、小ネタが多いです。ちなみにこのシーンは、黒こと李舜生が1〜2話で自分の部屋を『隣の部屋』『お隣』と表現して(大家のお婆さんは『この部屋』とだけ)、一度も『201号室』と言葉にしていないため、初見ではあまり気づかれません。(もちろん、入口のドアに部屋番号の表札はあるので気づく人もいますが。) こんな風に2周目だと更に多くの発見がありました。これが楽しいと感じるかどうかは皆さんの受け取り方次第ですが、ぜひ2周視聴して、素敵なDTBライフを過ごしてほしいですね。 簡素にまとめられず申し訳ありませんが、参考になりましたら幸いです。
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5つ星のうち 5.0
迷ったが買って良かった, 2009/10/5
レビュー対象商品: DARKER THAN BLACK-黒の契約者- Blu-ray BOX (Blu-ray)
この作品は、放映時にリアルタイムで視聴し、DVDに録画してその後も何度か観ていました。 家庭の録画環境では映像がキレイではなくて、製品版のDVDを買おうかと、何度も悩み、9枚も揃えていたら相当な負担だと、結局諦めていました。 今回のブルーレイボックスの発売を事前には知らず、2日に偶然目に留まり数分悩んでえいっと注文ボタンを押してしまって、届くまでの一日間何度か「なんで買っちゃったんだろう…」と後悔しかけていたのですが、届いたものを実際に視聴して、その思いは消し飛びました。 ブルーレイの映像は、これが二作品目ですが、アニメは初めて。 画面の綺麗さに、先ずは見とれました。録画レベルは高くしたとはいえ、地上波を録画したものに見慣れていた目から鱗。ちらつきや輪郭のにじみ、発色の悪さが、いかに目に負担をかけ、いかに作品の世界に浸る邪魔をしていたのか、今回初めて実感しました。 入り込めました。とても。 元々「面白い、じんわり沁みる深い話だ」と感動していましたが、こんなにしっとりとした作品だったのかと、何度も思いました。 膜が剥がれたクリアなダーカーの世界は、より魅力的に私の目に映りました。 DVDを買わずにいて、良かった。衝動買いをして、良かったと本当に思いました。 ブルーレイ内のコンテンツとして収納された特典のサントラですが、追加分には自分が「落ち着いて聴きたい!」と思っていた曲が全部入っていたようで、とても満足しました。音響が素晴らしい! 戦闘やシリアスなシーンに使われ、恐らくサントラを購入した誰もが思った「あの曲が入ってない!」という曲はほとんど網羅されているのではないかと。嬉しい特典でした。 ただ、やはり「落ち着いて聴きたい」ので、CDで出して欲しいと強く感じました。 いちいちPS3(自分の場合は)を起動するのもテレビで聴くのも、なんだか落ち着かないので… 折角の素晴らしいサウンドですからね! CD、もう一枚でないかなー…曲数少なくてもいいから。
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