18話「掃き溜めでラブソングを歌う」は戦闘シーンは少ないものの大いに感動できる話だと思う。
中澤組の下っ端桜井健児は組側で密売されるドールの世話を任される。商品扱いをされるドールを可哀相に思った健児は彼女を連れ逃亡。前日にバイト先で会い慕っていた黒に頼みこみアパートで匿ってもらうことに。だが組がそれを野放にしておくわけがなく・・・・
健児の兄貴分である一橋もこの話では重要な位置にいると思う。他に銀のドールに接する優しさ、銀とは違い喋ることもできないドールは健児と心を通わすのか?など見所は沢山。「何故ここまでする」と訊く黒に健児の言った「李さんだって体張って守りたいものってあるでしょ」という台詞で黒は絶対あの人のことを考えたと思う。この話がいいのは健児だけが目立っているわけではないということ。今回に限らずこの話の中で出てくる殆どの人物は何かしら感情の動きが見られる。ラストにそれがよく出てる。非常にいい作品だと思う。
19、20話「あさき夢見し、酔いもせず・・・」も秀作。組織はある命を黒に出す。ある女とパートナーになりある宗教団体の本拠地に侵入せよという命。しかし情報収集は失敗。女は捕らえられてしまう。組織はすぐさま女を消すように黒達に命じる。が、その女はかつて恋人だった志保子だと知る黄。志保子は昔、刑事だった黄の部下、磯崎を殺した後姿を消していた。乱れた心境のまま己自ら志保子を殺ると決心する黄。黄は志保子を殺せるのか!?それに対する黒は!?猫は!?過去の話である黄と志保子の会話が一番の見所になっているだろう。黄が黒達、契約者を嫌う理由がこの話で判る。俺はこの話は傑作だと思った。前後分けられなくて良かった。この黄話は見なければ損をする・・・それほど価値がある話。
DARKERの描く人間ドラマは他のアニメに比べ物にならない程の器があると思う。