有賀雄二郎シリーズ最終作。今までの作品も素晴らしかったが、今作はさらにその上を行き、あらゆる要素が高次元で融合した至極の一冊である。
今まではUMAが題材にされていたが、今回は少し違い、作られた生命体。それが一体何者なのかというミステリーを本筋にしつつ、離反した親子の再生や、人間と犬の理屈抜きの信頼関係など、あらゆるテーマが盛り込まれており、見事に融合して一つの物語に仕立て上げている。今までこのシリーズを読んでいた人は間違いなく満足する。
また、ラストが素晴らしい。詳しくは書けないが、私は年甲斐もなく号泣した。これだけハードな内容なのに、ラストで感動して泣かせるって・・・。参りました。
本編後の解説から抜粋。『「究極の徹夜本!」その言葉になにも付け加える必要がないほど一気読み必至の面白本だ。』まったく同感である。