演習課題を10問設定して、1日に1題ずつ挑戦していくという形になっている。ナレーションをどう組み立てていいか分からない人向けに、具体的な発想の手順も解説している。
しかし、たったの10問では、場数を踏むという外国語学習の鉄則に照らして全然足りない。実際の準1級合格者の中には、これ1冊では物足りなくて、一般の(本来は英語教材ではない)4コマ漫画でナレーションの練習をしたという人も数多くいるようだ。
というわけで、本書はあくまでも、「たくさんある教材の中のひとつ」に過ぎない。二次対策に的を絞った本は事実上本書しかないということで買ったが、もっと問題数を増やすべきだったのではないか。この薄さでこの価格ではちょっと割高感がある。
また、CDがついてくるが、私は一度も使わなかった。実際の面接官はゆっくり喋ってくれるので、聞き取れない心配はない。
そういった点に不満が残るので、☆は4つまでとした。
そうそう、英検の面接対策としては、頭の中で英文を考えるだけてなく、声に出して練習するということが大切だ。頭の中でどんなに綺麗な英文を組み立てていても、実際に声に出すとそんなのはすぐに脳の短期記憶(ワーキングメモリー)から吹っ飛んでしまう。