オヤジのロマンチシズムが炸裂した胸が張り裂けそうなショットが満載。「いつの時代?どこの街?」と思ってしまう、映画のワンシーンのような生々しくドラマチックなブエノスアイレスの魅力を撮り尽くしていると思う。モノクロのショットのほかに珍しいカラーのショットも入り混じっていて、さらに時空が捻じ曲がっているように感じる。個人的には写真展のポスターでも使われた靴下猫のショット、かわいい少女のショットと遊園地のショットが好きです。あと、DAIDOの昔の代表作でもある犬がにらんでいる写真とそっくりなショットがあって、これも見所かなと思います。今の歳でしか撮ることができない、円熟した大人のロマンチシズムを感じさせる傑作写真集。