本誌では詳しく語られなかったアレンの過去。
第166夜での幼きアレンとマナのあのシーンにいくまでの経緯とあのあとのお話が書かれています。
現在のアレンと166夜のアレンの容姿や言動が異なりすぎて、本当にアレンなのか?という声までありましたが、こんな毎日だったらああなって当然だと痛感しました。
予想以上に孤独で悲しい毎日を過ごしていたんですね。愛されず、愛すこともなく、耐え難い孤独のなかを生きていた幼少期。そんなアレンが人間もアクマもどちらも救いたいと思うようになったのは、やはりマナの存在が大きかったのでしょう。
小説とはいえ、非常にシリアスな内容になっています。
何より、アレンの名前の由来。そしてマナと共に旅に出るようになったきっかけ。このふたつは想像とは真逆の事実でした。まだ小さな子供でしかなかったアレンが、決意したことが何とも切なく哀しい。
このときの経験や決意が自己犠牲を何とも思わない今の彼の性分に繋がっているのかもしれません。
本誌につながるような伏線もちらほら見受けられました。あの人も登場します。本誌を読んでいる方はぜひ買うべきでしょう。
またもうひとつのお話はロウファが想い人アレンを探し回るというお話。こちらはうってかわって微笑ましいお話でした。