漫画というより「イラスト」のような独特のカットで新しい表現を確立しているというか、本当に画力レベルは最高峰ですね。白黒なのにどこまでもキレイでこれ一つで芸術作品のようです。絵の個性や表現力はすごいと思います。これは星野先生にしか描けない。ですが、中身はどうしても星野先生が「一番初めに描きたかった話」とは違ってる気がします。バトルシーンは男子に人気ありそうですが、でもこれは「敵のアクマを倒すバトル漫画」ではなかったですよね?アクマのレベルが2以上になるとただの「機械化」してしまってて、当初のテーマが崩れてます。ミランダも極端に性格が「優しい、善い」ものになってますね?もはや別人です。 相手が「アクマ」から直接的に「伯爵」に切り替わったことでアクマの救済を最後までテーマとして保てなかったのが残念。(最後に来るのかもわかりませんが) 賛否両論ありますが、キャラがカッコイイというだけの肯定意見も説得力がないですが、絵柄の変化に不満を上げるのもちょっとズレてる気がします。絵柄の違いはあれど変わらずクオリティが高く保たれているので別にいいんじゃないでしょうか?絵柄はそれほど気になりませんし作品の評価を分岐させるほど気にする対象でもないと思います。「絵が変わりすぎてついていけない」「絵がキレイだからいい漫画」等、肯定意見も否定意見も両方、絵にこだわりすぎることこそ、作品の中身ではなく「絵」しか見ていないということを表しちゃいます。本当に中身がよかったら変化は気にならないですし とりあえず主人公達があまり読者にハッキリ伝わらない目先の目的のまま走り続けるのがこの巻。リナリーはヒロインのわりに魅力がよくわからないし、響かない励ましの台詞や「ヒロインがヒロインぶってる」言動が目立ちました。キャラ演出はそんな上手くない気がします。