「矢継ぎ早のリリー」
遺言の願いを叶える務めの人々と、吸血鬼と契約をした少女の話。
「鞠めづるヒトビト」
平安時代の蹴鞠ブームの中で、ひと際腕の良かった貴族と下郎にまつわる話。
「或ル婦人」
悪評される未亡人の、言動の理由を突きとめていく話。
「シスター・シスター」
武術に長けた修道女のいる修道院に、ある日突然村から逃げてきた真言者(土地神を鎮める存在)が
現れる話。
ネタバレしたくないのでかなり大まかですが、収録作品の内容はこんな感じです。
短い話の中で、各登場人物の性格がよく表れていたので、皆魅力的な人々に感じました。
個人的には或ル婦人が一番面白かったです。作者が仰るように悲しい感じで終わってしまってますが、とても印象深かったです。
時代や国が全てバラバラですが、それぞれに合った背景や小物がとても丁寧に描かれている所も良かったです。
表紙に魅かれて買ったのですが、正解でした。