演奏は素晴らしい。演奏内容は5星である。
特に、バグ・パイプを参加させたSwing Low, Sweet Chariotはノリにのっている。
しかし、この年にFM放送で未編集の演奏を聴いている私としては、このアルバムを手放しで賞賛することはできない。その理由は、増尾好秋のギター・ソロの前に入っているはずのStanley Cowellのピアノ・ソロがごっそりカットされてしまっているからである。これはレコード会社の専属契約の問題からであろうか。はたまたLPの収録時間のせいであろうか。
収録時間のせいだとすれば、CDでは改善されているのではないかと思って改めて購入してみたが、全くLPと同じであった。
Sonny Rollinsのコンサートを聞くと、ステージならではの長いアドリブが聞けて感動する。スタジオ録音であれば作品作りとして止むを得ないが、こういうライヴ・アルバムでは変にカットされてしまうと感動が薄れてしまうのである。レコード制作会社は、昔の作品をCDで再発売するときは、ただボーナス・トラックを増やすことに腐心することなく、内容の改善やCDで発売することのメリット等を考慮し、より良い作品として発表するくらいの意識を持っていただきたいものである。