今号の特集は「中国茶葉街道を行く」。ちなみに次号の特集が「千年の茶の道しるべ」というタイトルの日本の茶文化ということなので、続き物ではないにしても、関連はありそうです。って、特集のエピローグでも「東は海をわたって日本へ/極東の国で、茶は、別の文化をつくり上げていく。」って予告しているくらいですから。
今号は、烏龍茶の故郷である武夷山探訪と、プーアル茶が産地である雲南からチベットへ運ばれた茶馬街道をたどる旅、2つの旅のレポートが中心です。烏龍茶の方は、ちょっと某清涼飲料水メーカーの広告記事臭かったりもしますが、それを差し引いても読み応え十分。茶馬街道の方は、さらに硬派のレポートで楽しめました。中国・タイ・ラオス国境付近の村から雲南省を北上しチベット自治区との省境まで。途中、麗江や三江併流といった世界遺産もあるのですが、それらは軽くふれるだけで、専ら何世紀もの間茶を背に積んだ馬が行き交った通商路を淡々と、古老のインタビューを交えて語って行く筆致に清々しさを覚えました。迫力のある写真やプーアル茶の作り方といったコラムを交えながら堂々28ページの紀行文を堪能しました。
この周辺記事としてある「茶馬街道で出会った少数民族のお茶」も楽しい記事です。
次号も楽しみです。