数々の名作群に隠れてしまって影が薄い本作ではあるが、ダンの歴代アルバムの中でもダントツの熱気に満ちている。どちらかといったらスタジオで作りこむかんじのダンなのであるが、本作は生演奏を視野に入れたインスト色のつよい作りなっていて、原題の通り、その独自のグルーブと疾走感はエクスタシーに満ちている。ギターバトルが繰り広げられる1、ボサノバな2、容赦ない
ギターソロが渋い3、キーボードとギターのからみつくような掛け合いが見事な4など、あたかも旧ルパン三世のようなオトナの雰囲気に満ちている。キャッチーなマイオールドスクールを経て、グレグで泣かせたあと、滅び行く世界を失踪する「キングオブザワールド」で華麗に駆け抜けていく。まさに、遊び
ごころに満ちた粋な完全犯罪。必聴。