テキサス出身のギタリスト、マルチ・プレヤー、作曲家、ラス・フリーマン率いる
リッピントンズ名義では、スタジオ・オリジナル・アルバムとして16作目です。
ソロ・デビュー作、
ノクターナル・プレイグラウンド以降音楽のスタイルを変えることなく
今年でまる25年、彼の音楽的アイデンティティが理解できない愚リスナーはマンネリ或いは
プレイが昔に比べて・・・等と酷評する。
ひけらかしたくなるインプロビゼーションをそぎ落とし、アメリカン・スムースの命とも言える
エア・プレイを強く意識した、B.G.M.的 ながら音楽に徹したその高度な音楽性には新譜が
出るたび感服する。
彼等のアルバムにおいて評価軸として適切に機能するのはメロディのクオリティではないだろうか。
・・・で今作、メロディのクオリティは近年稀にみる出来。南仏の海岸エリア、コート・ダジュールを
アルバムの冠にしているのだけれど、スパニッシュ、中東、を思わせるフレーバーもしっかり
押えた感じで南フランスを中心とした地中海文化をまとめた、ラテン音楽といった感じでなかなか良い。
もちろん全曲ラスのオリジナル、オープナーとクローザーのみ奥様のヤレド・レオンとの共作。
全10曲 約40分 と彼等の全ディスコ・グラフィーの中で最も短い作品。