サブタイトルの直訳は「全体世界への共同創造者の道しるべ」。
「全体世界」とは、宇宙から原子や量子のレベルまでを含めた「すべて」を指します。
我々一人一人の身体・精神・魂の、まさに一挙手一投足が、「全体世界」を作り、変えていくと著者は言います。
では、今の「全体世界」はどのような状況にあるのか。
日々流れるニュースなどから感じ取れるように、下手すれば我々人間が(他の生物も巻き込んで!)自滅しかねないぎりぎりのところまで来ているようです。
しかし幸いなことに、自ら「共同創造者である」という自覚を持ち始めた人が増えているようです。
ここ数百年で築き上げられた「物質至上主義」「人間至上主義」「人間孤立(個別化)主義」の限界を悟り、自ら変革のための試みを始める人たちが増えているといいます。
著者はこの動きに、「全体世界(コスモス)」の未来がかかっている(そして人間は、この危機を乗り越えて未来を創り出せる)のだと、本書を結びます。
精神世界系の世界には「アセンション(次元上昇)」なる言葉がありますが、本書は学術的な立場からアセンションの可能性を探っているともいえます。
アカデミックな方にも、スピリチュアルな方にもお勧めしたい、必読の一冊です。