美しい写真集である。どこまでも、ただただ美しい。
あの頃の未来がここにある。そして、あの時の化石もここにある。
マニア(何の?)にとってはたまらない。昔のコンピュータの基板、回路、筐体などが、外観から細部に至るまで超鮮明な写真で切り取られている。真空管のアタマの銀色の部分への背景の写り込みや、光の反射など、ヴィンテージのタイトルのとおりまさに芸術品を撮影するかのような計算されつくした写真ばかり。
驚くべきことに、ここに写されているものは古くてもまだたったの50年しかたっていないこと。この急激な変化はなんだ。まるで数百年も前の芸術品を見ているような気持ちと、はるか遠い未来に見るかもしれないマシンがそこにある。