ギターについては諸所で言われる通りよいし、天才スティーブ・ジョーダンのドラムも素晴らしい。特にドラムが今作の核ではないかと思うほど気持ちイイ。これ見よがしなテクは一切なし。ただただ曲と歌のよさを前面に出すためのドラム。そして、歌と歌詞は前作から飛躍的に良くなった(僕の趣味では)。1曲目は政治的ともとれる内容だが、よりナイーブで感動的ですらある。怒れるニール・ヤングとは違い、ブッシュ再選後におけるアメリカの若者が抱く気分が伝わってくる気がした。ジョンが「満足いく完成度になるまでリリースを控えた」と語るように、本当にスキのない作りで何度聴いても飽きない。時間も50分ジャストでちょうどいい。うまいのは当然だが、一音一音が厳選され、弾きすぎで冗長になることもなく、耳に残るギターフレーズがいっぱい詰まっています。あと、ジョンのギターはエレキだけでなくアコギも素晴らしいです。