JOANIE SOMMERSの全盛期であるWARNER BROTHERS時代(1960-1965年,DISC-2の16-17の1枚のみ1968年の発売)のシングルを集めたこのCDもCONNIE STEVENSの「THE COMPLETE WARNER BROS.SINGLES」のCDと共に発売を待ちわびた1枚だ。JOANIEのアナログ・シングルとLPもかなり入手したが両面BARRY MANN作のI'D BE SO GOOD FOR YOU/I'M GONNA KNOW HE'S MINEなんかはかなり入手困難だったのに、いざこうして簡単にCD化されてしまうとなんだか拍子抜けした感じさえする(苦笑...でも両面一緒のCD化は私の記憶が確かならば初めてのはず)それでもやはりこのCDは私にとって嬉しい1枚には違いありません。
JOANIEはとても器用で表現力豊かなシンガーだ。1941年生まれだからデビューした1960年当時はたかだか19歳くらいだったわけだが、その歌唱力はとても19歳とは思えない。1960年のONE BOYが54位とヒットしたことで以後TEEN向けのポップス系ヒット曲JOHNNY GET ANGRY(全米7位、邦題は内気なジョニーで日本でもヒット)が生まれるが、その歌唱力を生かしてジャズやスタンダード系の楽曲も多くレコーディングしている。それを支えたのはやはり同レーベルのCONNIE STEVENS同様にSTAN APPLEBAUM,JIMMIE HASKELL,DON RALKE,NEIL HEFTI,そしてTOMMY OLIVER等といった豪華スタッフ陣だ。
(THEME FROM)A SUMMER PLACE(邦題、避暑地の出来事)の歌入りバージョンもいいし、当時彼女自身が日本語でも吹き込んだMEMORIES MEMORIES(邦題「すてきなメモリー」..余談ですがこちらは日本語盤の方がヒットしてしまったためかオリジナルの英語バージョン盤が国内アナログ・シングルでは入手困難でした。日本語盤はオケを英語盤のをそのまま使っているからコーラスが英語で日本語の歌詞と合っていなくて何か変に聴こえるのです...)もいい。あとはE.GREENWICH作のA LITTLE BIT OF EVERYTHINGとかBOBBY DARIN作のIF YOU LOVE HIM(映画LIVELY SET挿入歌)も大好きな曲です。
他にも紹介したい曲がたくさんありますが、あとはCDを入手してご自分でお気に入りの曲と出会ってみて下さい。女性ボーカル・ファン、そしてオールディーズ・ファンならばきっとお気に入りの曲に出会えると思います。
なお、このCDはTITLEがTHE COMPLETE WARNER BROS.SINGLESとなっているため、タイトル通り当時のシングル盤と同様にモノラル・ミックスでの収録となっています。ただしDISC-1の8曲目I DON'T WANT TO WALK WITHOUT YOUだけが理由は分かりませんがなぜかステレオで収録されています。モノラル・マスターの紛失とか破損の事故でしょうか....?
最後に。CDのブックレットの中の写真、黒いレースのワンピースを着てソファーに寝転がってこちらを向いている写真を初めて見ましたがとてもCUTEです。
とにかく個人的にはCONNIE STEVENSと同様に大推薦のCDです。2枚組全36曲、JOANIEのちょっとハスキーでキュートな歌声をお楽しみ下さい。