ピアノレス、もしくはギターなどの和音楽器なしでサックス+ベース+ドラム、といえば解説にもあるソニー・ロリンズの「Way Out West」もそうですが、フリージャズのオーネット・コールマンもそうですね(ゴールデン・サークルのライブ盤など)。Wikipediaで調べてみたらこの方、お父さんの代からオーネットにはずいぶんとご縁があるみたいです。
この作品はジョシュアさんがピアノレス・トリオに挑戦した作品としては2作目のようです。バップ的からフリーっぽいの、クラシック名曲の解釈までいろんな曲調があって個人的には楽しめたし、すごく音色がいいですね。ただこの方、ハーバード大出身の秀才・優等生タイプみたいでオーネットみたいな熱血・感性的演奏でなく、クール・知性的が売りみたいなんですね。トリオだと各人の負担も増えるので、そこで抑えた演奏をすると全体としてガクッと押しが弱くなってしまって、聴いてるほうとしては「なにがやりたいの?よくわかんない」ってなってしまうことがあります。他レビュアーさんたちの評価が低いのはそのためかもしれません。
個人的には「もしオーネットが、それこそケニーGみたくキレイな演奏したらどんな音楽になるんだろ??」なんて思ってたので、その好奇心を満たしてくれただけでもありがとうございましたって感じです。ようするにちょっとヒネった聴き方したほうが楽しめるアルバムなのです。
YouTubeでこの方がトリオでライブやってる動画がupされてました。すごく良かったので、トリオ(とダブル・トリオ)のライブ盤にしたほうがむしろ良かったかもです。