2011年に購入した100枚程のCDの中でも、特に録音が優秀なCDとして紹介しようと思っていたので、他のレビューで「音質が残念」というのを目にして驚きました。
Gary BurtonのVibraphoneは彼の他の作品と比較しても同等以上に非常にクリアに録音されています。「篭りがち」の正反対です。Julian LageのAcoustic Guitarもピックのアタックが聴き取れるくらい生々しく鮮烈に響き、Antonio Sanch'zのDrumsも、綺羅(きら)びやかなシンバルやクリアなタッチのスネアが非常に良好な状態で録音されています。Scott ColleyのBassも、重量感たっぷりの「胴鳴り」とアタックの鋭さが良く収録されており、「バス低音部やギターによる音の歪み等も所々気になる」ことは全くありません。
私は音楽の制作サイドに居ますが、この録音を「残念」と言われてしまうと、それこそ非常に残念です。
それからCDの音質について論評する場合には、どのような機器で聴いて判断しているのかを明記するのが最低限のルールだと思います。私は1台20万円前後の中級単品オーディオ・セットで聴いていますが、妻のミニコンポで聴いてもやはりこのCDの音質は素晴らしく優秀です。
ここ(↓)で試聴できます。サンプル音源なので決して音質はよくありませんが、想像力を働かせれば優秀な録音であることは分かると思います。
http://www.amazon.com/Common-Ground-Gary-Burton-Quartet/dp/B004WOXLBU/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1328575183&sr=1-1
因みにここでのレビュー(英語)でも「Great hi-fi recording」(高音質なレコーディング)という評価が目立ちますね。
一体どのような機材で、どのような耳でこのアルバムを聴けば「音質が残念」などと思うのか、私にはまったく想像・理解できません。
偏ったいちレビューによって、演奏も録音も素晴らしいこのCDの購入を躊躇う人が出るのは残念です。