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Come to Grief
 
 

Come to Grief [Unabridged] [ペーパーバック]

Dick Francis
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

'This is Francis writing at his very best' Evening Standard Sid Halley, the ex-champion jockey turned investigator who appears in Odds Against and Whip Hand, is back. In Come to Grief he faces new dangers, new deeply demanding decisions. Sid has uncovered an obnoxious crime committed by a friend whom he - and everyone else - has held in deep affection. On the morning set for the opening of the friend's trial, at which sid is due to be called as a witness, other people's miseries explode and send him spinning into days of hard rational detection and heart-searching torment. Troubled, courageous and unwilling to admit defeat, for Sid Halley it is business as usual.

内容(「BOOK」データベースより)

馬の脚が切断されるという残忍な事件が続発した。元ジョッキイの調査員シッドは、飼い馬を傷つけられた白血病の少女に犯人探しを依頼される。やがて容疑者として浮かんだのは、ジョッキイ時代の好敵手で今は国民的タレントの親友エリスだった。シッドはやむなく彼を告発するが、逆にエリスを擁護するマスコミから執拗な攻撃を!不屈のヒーロー、シッド・ハレー三たび登場。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • ペーパーバック: 416ページ
  • 出版社: Pan Books; Unabridged版 (1996/12)
  • 言語 英語, 英語, 英語
  • ISBN-10: 0330347772
  • ISBN-13: 978-0330347778
  • 発売日: 1996/12
  • 商品の寸法: 3.2 x 11.4 x 19 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By カスタマー
形式:文庫
 元騎手で、片腕の調査員シッド・ハレーが登場するシリーズの3作目。本の内容もさることながら、この主人公だけで十分魅力的。事故で片腕をなくし、義手をつけながら非常にタフで、強靱な精神をもっている。犯人として、親友を告発し、非難されてもてひるまず、断固として真実を追究していく。だが、無神経にはほど遠く非常にナイーブ。本編では残る片腕を失うことに恐怖し、罵倒され続けることに傷つき、白血病の女の子に父親に近い愛情を感じるシッド・ハレーの姿が描かれている。フランシスの作品の主人公の中でも特にストイックな、人間かくありたい、と思わせる理想の男がここにいる。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
“ターフを走るサスペンス”、ディック・フランシスの<競馬>シリーズ。本書は’95年発表のシリーズ34作目にあたり、実に前人未到の3度目となる、’96年度「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」のベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)を受賞した。
元障害競馬レースの花形チャンピオン・ジョッキイ、隻腕の競馬調査員シッド・ハレーが’65年の第4作『大穴』’79年の第18作『利腕』に続いて三たび登場する。
’96年、「このミステリーがすごい!」海外編で第4位にランクインしている。

前回登場の『利腕』からおよそ3年後、‘私’ことシッド・ハレーは34才になっている。 放牧中の馬の眼がつぶされたり、脚が一断のもとに切断されたりする事件が頻発する。‘私’が調査によって浮かび上がった最重要容疑者は、アマチュアとプロという違いはあれど、騎手として腕を競いあった、親友である4才年上の国民的人気司会者エリス・クイントだった。やむなく告発する‘私’に、ゴシップ新聞を中核としたバッシングの嵐が・・・。ストーリーは、‘私’のあくまで自己を曲げず真実を追及する姿を追いかける。

ラスト近く、‘私’に対するバッシングの黒幕的人物とエリスから拷問を受けるシーンでは、‘私’そしてエリスの心の葛藤が見事に描写され圧巻である。からくも脱出した‘私’だったが、さらなる生死を分ける危機が襲う。そしてなんとも悲劇的なエンディング・・・。まさに原題『COME TO GRIEF(深い悲しみが訪れる)』のごとき、“罪を憎んで人を憎まず”の名作である。

また、愛馬ポニーを傷つけられた元もとの調査依頼人である白血病の少女との交流、保護観察中の少年の更正なども、‘私’の人間性を垣間見るエピソードとして興味深く読むことができる。

シッド・ハレーは、『勝利』(’00年)から6年の沈黙を破って上梓された第40作『再起』(’06年)で4度目の登場をする。このシリーズで、フランシスにとっても読者にとっても思い入れの一番強いキャラクターなのだろう。
このレビューは参考になりましたか?
By スイート・サイエンス トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:ペーパーバック|Amazonが確認した購入
元花形ジョッキーがSid Halleyが主人公となるシリーズ第3作だ。このシリーズは単なるミステリー小説ではなく、第1、第2作共に左腕の負傷で引退を余儀なくされた元ジョッキーが、自由に動かない左腕に対するトラウマや、前妻のジェニーからの容赦ない仕打ち、そして更に加えられる肉体的な苦痛に対して、信じられないほどの精神力を発揮して冷静沈着に立ち向かう姿が描かれていた。

従って前2作とも決して明るい作品とは言えなかったが、第3作となる本書はタイトルがGriefとなっている通り、親友が犯した犯罪を暴くことからもたらされる悲嘆や苦しみが全編に亘って描かれており、何故この主人公はここまでの苦難に遭わねばならないのかと思うほどだ。

特に新聞から全人格を否定されるようなネガティブ・キャンペーンを浴びるのはかなり酷い。しかしそのような中で唯一の救いは、前妻の父親のチャールズや、今回新たに登城するアーチー・カークとの抑制の取れた男通しの交流だ。高い知性と鋭い観察眼を有する似た者通しが相手を認めて信頼をよせる様は羨ましくなる。

今回も事件は無事解決され、シッドの社会的な名誉も守られるのだが、彼に家庭的な幸せは訪れるのだろうか。終盤にそれを予感させるような部分も少しあるのだが。第4作もあるようなのでそれに期待したいところだ。
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