前作が全世界で700万枚売れたにもかかわらず、このアルバムに漂うリラックス感は一体何でしょう。
尚且つ、インターバルは僅か2年という短さ。普通あれだけ売れたら、色々と試行錯誤しそうなものですが。
小細工を一切しない、既に王者の風格漂うアリーナ級のロックを鳴らしています。
いまキングス・オブ・レオンは、間違いなくバンドとしての絶頂期に立っています。
これからまだまだ聴きこむ必要がありますが、前作にあった一撃必殺「セックス・オン・ファイア」のような曲はないように感じます。アルバム全体には統一感があり、以前にあったようなスピード・ナンバーや攻撃的なリズムは、ここでは見受けられません。
しかし間口は過去最高に広く、ピースフルな空気が作品を包み込んでいて、アルバム・ジャケット然り、浜辺のビーチで夕日に照らされた風景がよく似合います。
前作のような攻めのモードというより、いい意味で少し肩の力を抜いた印象ですが、決して退屈に感じるアルバムではなく、むしろ飽きる事なく聴けて、長い付き合いになりそうな予感の作品です。