日本テレビのバラエティ番組「ウリナリ」から生まれた、企画ユニット:ポケット ビスケッツ。しかし侮(あなど)るなかれ。驚くべき本格的な楽曲が、ずらりと並ぶ。インディーズでパンクバンドを率いていた千秋は、「音楽をやらせてもらうために、バラエティに出ている」と言い切ったほど、根っからの音楽好き。パッパラー河合の、爆風スランプでの実績(Runner、涙^2)は言うに及ばず。番組はあくまで演出に過ぎない。
それにしても千秋の作詞能力には驚かされる。一見、子供っぽさを装いながら、真理を突いた言葉の数々。これだけ心に残る詞には、久し振りに出会った。ラウドでキャッチーなパッパラー河合の仕事も、また素晴らしい。二人のマッチングは最高で、爆風スランプが始動しないなら、このまま二人で続けたら? と思う。
内村が田舎者の爺さん、という設定だったため、シングル・ヴァージョンには「ダ・ダ・ダ・ダニ〜!!」みたいな、お遊びのSEがたくさん含まれていた。ここではそれをカットして、真面目な演奏に徹している。アルバム・ヴァージョンとはそういう意味だ。サウンドは基本的に同一なので、安心されたい。♪2人を邪魔するもの ♪すべて消して ゆくんだから… と歌う、名曲「レッド・エンジェル」は迫力すら感じるほど。
新曲 M-1.「ピンク・プリンセス」もなかなかの佳曲だし、M-4.「ヴァイオレット・ムーン」に至ってはシングルにしなかったのが、勿体ないくらい、良い曲である。そして!!驚くのが英語ヴァージョンの M-9.「ラプチュラス・ブルー」。浮遊する洋楽サウンドに、きちんと英訳された詞が乗っている。英詞としても良いので必聴だ。
※英語詞の訳者判明!! (Thanks:うっほほーい様) 高尾直樹氏が担当。米国留学経験があり、多くのアーティストの録音でコーラスを担当する。ソロで
横浜ベイスターズの応援歌も歌っている。
尚、
このアルバムを丸ごとカラオケにしたレアな作品も存在するので、ファンは是非。