内部は狭い。ただし,別途タープなどの居住スペースがあれば,カップルのキャンプにちょうど良いサイズでしょう。
この商品はいわゆる,「リビング」の付いたテントです。一見単なるテントに見えますが,フライシートの内部は就寝スペース(蚊帳のようなメッシュのインナーテント)とリビングスペースに分かれています。
インナーテントは大人2人が就寝できるスペースがありますが,奥に行くほど天井が低くなり,狭く感じます。このため身長が170cm以上ある人は奥では窮屈でとても不快に感じるでしょう。
メーカー提供の写真では分かりませんが,インナーテントはメインのドアの他に,奥に小さなドアがあり,この部分のフライシートも当然開くため,夏季の通気性と2人での使用した場合の出入りのしやすさを同時に満たしています。
リビング部は大人2人がイスに座った状態で入ることができますが,低い天井(約110cm)のため頭が天井に着きそうです。風通し用の小さな三角形のベンチレーションも上部に備えていますが,雨が降ったからといっても,ここで煮炊きなどしようと思うのは無謀でしょう。このスペースは就寝時に荷物を夜露に濡れさせないためのもの,と考えるほうが良いでしょう。
リビング部左右のドアは全開かクローズか一部メッシュかがファスナーで選択,調節でき,風通しを向上させることができます。
フライシートの下部は地面と密着しておらず,リビング部に限らず全周囲にわたり地面との隙間が10cm程空いた状態で,晩秋から冬季にかけては冷気が入り込みます。夏には同じ理由で風通しは良いですが,虫も同時に侵入可能ですので,大型のファミリーテントのように外部と完全にシャットアウトはできません。また,インナーテント下面の汚損を防ぐグランドシートは標準装備されており,構造上,設営にも必須のものとなっています。
リビング正面のドアも全開かクローズかがファスナーで選択できますが,ここにメッシュはありません。ここを全開に跳ね上げ,先端のグロメットにポールなどを挿してひさしのように保持すれば,スペースに広がりが生まれ,小さな日陰をもたらします。
設置には一人なら10分程度はかかります。また,撤収には15分程度かかります。
似たような構造の
スノーピーク(snow peak) ランドブリーズ4LX SDY004がありますが,高価なのが難点です。ただし,リビング部に機能を期待するなら断然スノーピークをお勧めします。また
小川キャンパル(OGAWA CAMPAL) ステーシーII 2629とも競合しますが,ほぼ同サイズの同性能だと見れば,こちらの方がコストパフォーマンスに優れています。