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本書は、Cocoaを使用したアプリケーション開発を解説したものだ。CocoaのProject BuilderとInterface Builderの使用方法を簡単なメモパッドの作成をとおして解説したあと、単位換算ソフト、カウントダウンタイマー、画像ビューアを題材にインタフェースの作成、クラスの作成、イベントの割り当て手法など開発手順を解説している。グラフィック描画についても独立した章で解説しており、マルチメディア要素を利用したアプリケーション構築に主眼を置いたつくりになっている。Cocoaで使用されているObjective Cのクラス紹介も行われているのでリファレンスとしても使いやすいのだが、オブジェクト指向言語そのものの解説、Objective Cそのものの解説はあまり詳しく行っていない。詳しく知りたい方は他の書籍を使う必要があるだろう。
OSネイティブの開発環境として洗練されたCocoaは、Delphiのように視覚的な要素を最大限に取り入れており、直感的な開発が可能な強力なツールだ。MacOS XネイティブであるためにCocoaで作成したアプリケーションはMacOS X以前のMacOSでは使えないという欠点を持つものの、MacOS Xの機能をフルに活用するためにはやはりCocoaを使うのがベストだ。MacOS Xでプログラムを組んでみたい方人は本書を利用してみてはいかがだろうか。(斎藤牧人)
日経BP企画
MacOS X付属の開発ツールと,Objective−C,Cocoaと呼ばれるAPIを使ってプログラムを書くための入門書。「MacOSでプログラミング?」という人のために,Macintoshプログラミングの現況について説明しておこう。FreeBSDをベースにしたOSの最新版「MacOS X(マックオーエス・テン)」を1万4800円払って購入すると,開発ツール一式が付いてくる(プリインストール版には付属しない)。それには開発プロジェクトを管理するProject Builder,画面を作るInterface Builder,クラスライブラリのFoundationとApplication Kitなどが含まれている。Cocoaは,Objective−CまたはJavaでプログラミングをするときに使うAPIである。ちなみにC言語でプログラミングをするときはCarbonを使う。
この本を読むとObjective−CとCocoaでプログラミングをするというのがどんなことかがわかる。Macintoshを持っていない人でも楽しく読めるし,やってみたくなる。
( 日経ソフトウエア)
(日経ソフトウエア 2002/04/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
フリーウェアプログラマ。日本大学理工学部物理学科在学時にかねてから憧れていたMacintosh Plusを購入し、フリーウェアを作成する。卒業後は、コンピュータメーカでエンジニアとして勤務する傍ら、フリーソフトウェアの開発も継続しつつ、ウェブサイトsite‐aroの運営も始める。MacOS X Public Betaの頃からは、Cocoaの開発環境に興味を持ち、ウェブサイトに「Cocoaはやっぱり!」のコーナーを立ち上げる。Macintosh Developer Onlineで「Cocoaはやっぱり!出張版」の執筆も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)