1999年発表の7枚目のアルバム。シカゴのポスト・ロック・シーンを代表するアーティスト、Jim O'roukeと、既に常連となった感のあるJohn MacCentireがプロデュースを務めた作品で、両者が半分半分をプロデュースしています。デジタルにこだわって作り込まれた前作から一変して、従来のアナログ感、LO-FI感が戻ったDIY感覚が強いサウンド指向を持った作品となりました。この二人の敏腕プロデューサーの手腕がいかんなく発揮され、デジタル感とアナログ感をうまくミックスしたサウンドとなっています。しかもアルバム全体を通しても違和感が全くなくて、トータル・アルバムとしても充実した内容となっています。実験的なアプローチもそうですが、そこに盛り込まれたポップな曲でのスムーズな感じも素晴らしくて、充実感溢れる作品で、もうお腹いっぱい。紛れもない傑作アルバムとなっています。