今シーズンは、ロス警察のトップをめぐる『権力闘争』を主軸にしながら話が進んでいくが、それでも根底に流れるユーモアだけは失われていない。
環境の変化が苦手なブレンダは、最先端のオフィスの取調室に我慢できず(向こう側に関係者がいるのが見え見えのガラス張りや"HARD INTERVIEW ROOM"という名称など)、結局前のやり方に戻すべくリノベーションしてしまったり、デスクの引き出しにはいつのまにかまたチョコやキャンディがザクザク、と自由奔放なところは相変わらず。
しかし、トップの座を射止めるのに必死なポープを尻目に、ブレンダの名前が最終候補者のリストに残ったことから、周囲とのちょっとしたフリクションを経験する。それでも、彼女は持ち前の切れのよさでそれをかわしつつ、事件解決にこれまで以上に邁進する。
出世とそれに伴って現場から距離をおかざるを得なくなることへの不安・寂しさのような感情をちょっとばかり味わったのが、今シーズンのブレンダだったかも知れない。
また、夫のフリッツの『公』の場面での登場が増えて、白馬の王子様的な彼の魅力が、これまでのシーズンに比べて、より多く描かれているように思う。
彼がLAPDとのリエゾンの任務に就いたことで、ブレンダと彼の絆が公私ともに強くなっていったように見えた。
(個人的には、前シーズンの最後に登場した愛猫のジョエルと二人の交流をもう少し見たかったな、と・・・)
ガブリエルもダニエルズと破局した後の子供っぽさにはちょっとあきれたりしたが、ちゃんと立ち直って、刑事として頼もしく成長している。
今シーズンのプロベンザ&フリンの問題行動に端を発するエピソードは、孫もいるプロベンザがフライトアテンダントと・・・と殺人事件絡みなのに不謹慎とは思いつつ、抱腹絶倒の出だしだった。
また、事件で関わった子供をフォスターケアにまかせることがどうしてもできず、こっそり自宅で面倒を見ていたサンチェスのエピソード、こわもての外見とは裏腹の優しさの持ち主である彼の一面を掘り下げていて、よくできていた。
あと・・バズもセリフが増えたかな(笑)。
クリスマスにはブレンダの「ダディ」と「ママ」が揃ってキャンピングカーで登場。これも恒例行事のようなもの。
このドラマ、次のシーズンで終了予定(その後はスピンオフ)とのことだが、どういう「クローズ」になるのか、楽しみである。