GERRY RAFFERTYの最高傑作である「CITY TO CITY」のリマスター盤がやっと発売されました。
まさに待望と言う言葉が相応しいこのリマスター盤の音質やいかに?と言うことで旧CDとの聴き比べです。
用意したのは1989年US製EMI盤、2011年UK製EMI盤2in1(NIGHT OWLとのカップリング)そして今回のリマスター盤の3枚です。
聴き比べた曲は「BAKER STREET」、ヘッドホンによる試聴です。
1989年US製EMI盤は全体に輪郭が甘い音でボーカルが遠くで聴こえます。
音の分離自体もよくありません。
しかし、このCDを20年近く聴いていたせいもあり、耳に馴染んでいる音なので、このCDだけを聴いていればこれはこれでOKです。
次に2011年UK製EMI盤2in1です。
アメリカのサイトなどを覗くと1989年盤に比べ音質がひじょうに良くなったとのコメントもあり、もしやリマスターされているのではと期待して購入。
結論から言うと、若干改善されているような気もしますが、おそらく1989年盤と同じマスターでしょう。
イントロのサックスの音色が1989年盤に比べると輪郭がはっきりしているような気もしますが、ブラインドテストをしたら言い当てる自信はありません。
音圧もほぼ同じです。
さて、最後に今回のリマスター盤です。
まず、音圧が全く違います。
我が家のオーディオでは先の2枚をボリューム10時の位置で聴くとちょうど良いのですが、リマスター盤では音が大きすぎて聴いていられません。
9時の位置まで下げても若干大きいくらいです。
さすがにリマスターを謳っているだけのことはあって、楽器それぞれの音がはっきりと聴き取れます。
単純にどちらの音質が良いかと言えば、当たり前の話ですが圧倒的にリマスター盤の方が良いです。
ただ、「BAKER STREET」と言う曲の持つ雰囲気にどちらが合っているかと聞かれれば、答えに窮します。
クリアすぎる音では、なんだか晴れのベイカー街のような気もします。
とは言え、おそらくこれからはリマスター盤で聴くことが多いと思います。
旧CDをお持ちの方も買い換えるだけの価値は十分あります。
新たに購入される方にもリマスター盤をお薦めします。
でも、個人的には旧CDのぼやけたような音にも愛着があるので、決して手放すことはありません。
3枚のCDを続けて聴いて改めて分かったこと・・・
それはGERRY RAFFERTYというアーティストが作った「CITY TO CITY」というアルバムが、メディアやマスターの種類など全く関係がなく、どのCDで聴いても最高の作品であることに変わりはないということでした。
素晴らしい音楽を遺してくれて本当にありがとう!