使ってみました。以下は代表的な結果です
メディア: DVD-RW; フォーマット: DVD-5(市販品と同様, いわゆるDVD)- 取り出しOK
メディア: DVD-RW; フォーマット: DVD-VR(放送録画用DVDレコーダーで一般的な書き込み形式)コピーガードなし - 再生OK, 取り出しOK
メディア: DVD-RW; フォーマット: DVD-VR(放送録画用DVDレコーダーで一般的な書き込み形式)コピーガードCPRM - 認識不可
メディア: HD(市販品と同様のものを事前にリップしておいたもの)- フォルダをDVDと同様に認識するので取り出しOK
メディア: DVD-Audio(プレス)24bit/48kHz linear PCM - 取り出しOK(自動でaiffに変換される)
メディア: DVD-Audio(プレス)24bit/96kHz MLP Lossless stereo - 認識不可
メディア: DVD-Audio(プレス)MLP Lossless 5.1 surround - 24bit/48kHz linear PCM として表示される。取り出しOK
メディア: DVD-Audio(プレス)DTS 5.1 digital surround - 16bit/48kHz 6 チャンネルとして表示される。取り出しOK
強み
動画/音声を取り出せるDVDが相手であれば動画/音声の取り出しは簡単で、マニュアルを通読すれば困難もない。但し最初の読み込みには時間が掛かるので反応が鈍いことがある。
MacでDVD-VRを再生することができる。DVD-VRで書き出してしまったものをmp4で抜き出し保存できるのでDVD-5形式で再保存することができるようになるのは素晴らしい。
Linear PCM はaiffに変換されて保存されるので、PCM を他の形式に直す手間が省ける。プロテクトが掛かっていないコンサートのDVDから音を抜き出すのは(そんなものがあれば、という註釈は付くが)楽。
DVD-Audioディスクから音声を抜き出すのには使える。但し96kHzのファイルには対応していない。
インターレース/ノンインターレース、フレームレート等良く考えられていて、散々待たされたあげくに再生してみると段々音がずれていくような無様なことが起きにくい。
高画質を維持したまま取り出すことに重点が置かれており、エンコード/デコードの繰り返しによる画質の劣化を食い止めることができる。
弱み
いわゆるコピープロテクトが掛かっているもの(市販品DVDの大半)には歯が立たない。ましてコピーガード付きの放送を録画したものは言うまでもない(のでしょう。私はテレビを持っていませんのでそのへんは試し様がありませんのであしからず)。
結論
DVDの内容をHDDにリップした後の作業についてはほぼ万能だが、そのリップする機能が一切実装されていない。「悪法も法である」という精神からすればまことに健全なソフトであり、それに文句を付けるようなレビューを書けば私が逮捕されるだろうから「大変結構なソフトである」という言葉を以て結論とする。星5つもまたしかりである。
かなり皮肉っぽいレビューになってしまいましたので幾つか補足します
1:動画のエンコードについてはとても細かい設定ができるようになっています(このソフトはそのためのソフトです)
2:DVDから最高品質で取り出した場合、動画ファイル自体は巨大なものになりますが、これはこのソフトの欠点ではありません
3:DVDは市販のもの(DVD-5, DVD-10)、DVD-VRといった記録形式の違いの他にメディアの違い(DVD-ROM, -R, -RW, -RAM)、コピーガード(CPRM, Macrovision, region code, etc.)、動画ファイルにはコンテナとしてのファイルの違い(mpeg2, mpeg4, quicktime, avi, etc.)、圧縮形式の違い(H.264 etc.)が複雑に絡み合っていて、この10年で解消されるどころか複雑さは増すばかりです。この複雑さとは距離を置きたいところですが、このソフトはそうも言っていられない立場の人のためのものです。