【CHRIS BOTTI LIVE with Orchestra&Special Guests】 に次ぐ、孤高のトランペッター・クリス・ボッティのボストン・シンフォニー・ホールにおける最高のライブ。
トランペットを吹くその後姿は余りにも美しい。
前作に増して超豪華なゲストとの見事なコラボレーションに惹きこまれる。
前作との会場の響きの違いも楽しめる。
何処か物悲しく広がる透明感のある音は最高。
トランペットで聴くAve Mariaは新鮮。
多くのアーティストも歌っているWhen I Fall In Loveは切なく艶のある響き。
チェロの調べに、そっと優しく音を織り込んでゆくYo-Yo Maとのニュー・シネマ・パラダイス。
大好きなヴォーカリストJosh Grobanが登場する事も嬉しい。
ヴァイオリニストLucia Micarelli とのEmmanuelは凄過ぎる。
まるで濃密な囁きの様な、情事の様な。溶け合う演奏に、客席がじっと息を殺しているのが伝わる。
Aerosmithのヴォーカル Steven Tylerとの組み合わせは、観るまではどうなのかと思っていたが、互いの至近距離でのパフォーマンスで魅せる。
どのゲストとの競演も、決して張り合わずスムーズに優しくソフトに音を乗せ、見事な相乗効果。
口説きの様な音色と溢れる色気に、今回も魅了された。
それらを伝える艶のある高精細な映像。
演者・奏者の息遣い・指使いも鮮明に繊細に映し出してくれる。
薄暗い地灯りの客席の映像はボヤけてしまう部分もあるが、仕方がない。
客席のドレッシー過ぎず、カジュアル過ぎない落ち着きと盛り上がりも素敵。
のどかな昼下がりに、静かな夜に最適。お奨めしたい一本。