私と中国との接点は雑貨、衣服から学生時代のアルバイト時代に出会った熱心な中国人の方達、週に一度は口にする中華料理のみで、中国に訪れた事は一度もありませ。中国は貧富の差が激しいとは聞いていましたが、どの国にもそれは未だ残っていることは事実です。しかし、この写真集を見るとそれが一目瞭然でわかります。この写真集はアメリカ人である写真家トムが何かを感じ取り、素直にシャッターを押して撮ったものです。その時、彼は何を感じたのか、何を残したかったのか。それは彼のコメントを見ればわかります。
この写真集は33省からなる中国を映し出しています。身震いするような写真から心が癒される子ども達の笑顔、村が連なっている風景など、本当に心が洗練されます。私が今まで抱いていた中国とは違い、観光旅行雑誌では見られない現地の人々がこの写真集の中で見ることができます。サソリが売られている写真を見ると身震いがします。また、雪の中、子犬の死を見ると死んだ愛犬を思い出してしまいます。腕がない身体障害者の人が写っている写真では、彼の家族が腕のない彼を歩道に置き、寄付を待っている姿を見ると、日本では目にしたことがないので、単なる文化が違うと感じます。路上で歯医者さんがペンチで歯を抜いている姿を見ると寒気がします。市場で牛の頭が道路に放り投げられている姿を見ると牛肉好きな私でも牛が可哀想だと思います。これは矛盾していますか?
私はネイティブのように英語を理解できませんが、写真の詳細を知りたいが為に英語の書かれているコメントにじっくり目を通し、読んでいる自分に遭遇します。写真は全部が全部素晴らしい物とは言えません。なぜなら、人にはそれぞれ好みがあります。しかし、ユーモア溢れるコメントが書かれているので、私の好みではない写真を見ても彼のコメントのおかげで素晴らしい写真に変わるものだと思います。英語学習者の方には良い教材だと思います。この写真集は美しいものから、残酷なものまでありますので、それを楽しみたい方ならお薦めです。あなたはこの写真集を見て何を感じますか?是非購入して、コメントを掲載してみてください!