チェット・ベイカー(Chet Baker 1929年12月23日〜1988年5月13日)アメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者。アルバムはチェット・ベイカーの人気を決定付けた超人気盤になる、理由は奇妙な歌声と変態的とも思える唄い方にある。半世紀近く経った今も根強い多くのファンがいて演奏がまったく色褪せない。録音は1954年、選曲もスタンダード中心に、唄と交互に演奏するトランペットの倦怠感と叙情性は誠にユニーク。共演者は、ピアノのラス・フリーマン、ベースのカーソン・スミス、ドラムのボブ・ニールらによる壷を心得た好演も光っている。録音年月日に1956年もあるのはベースのジェームス・ボンド、ドラムのピーター・リットマンが後にオーバーダビングでリプレースしたものである。
(青木高見)